-------------------------------------------
俵屋の前日に泊まったのがここです。
ここはネットで予約しました。
料金は2人なら17,325円の部屋で、1人だったので21,000円でした(感想は17,325の感想です)
返信の内容にチェックイン時間や食事時間のことなども書いてあって分かりやすかったです。
なかでも一番気になったのが、タクシーのドライバーへ「御幸町二条下がる(ごこまちにじょうさがる)」と、お伝えくださいませ。の文。こんなんで本当に宿に着くの??って感じでした。
で、実際言ってみたら、本当に着きました。
京都市内って番地が無くて、1本1本に〜〜〜通の様な通りが碁盤の目のようになっています。
縦の通り沿いにある物は、
(横の通)〜〜〜通(縦の通)〜〜〜通下がる又は上がるになります。
横の通り沿いにある物は、
(縦の通)〜〜〜通(横の通)〜〜〜通東入る又は西入るになります。
これで全て表せるそうです。
宿には15:10頃に到着。(イン15:00 アウト10:30)
帳場に50前後くらいの男性従業員がいて、名前を告げるとすぐ部屋に案内されました。
この男性は気さくだけど、ちょっと馴れ馴れしすぎる感じの男性でした。
部屋について、少し部屋の説明と風呂の説明を受けた後、退室。
お茶はまだ係の者が来ていないので、もう少しお待ち下さいとのこと。チェックインの時間を過ぎてるのに誰もいないの?^^;待つこと30分少々、60くらいの係の方が来ました。
お待たせしてすみませんみたいなことを言ってこなかったので、たぶん人件費節約で時間をずらしてるのかなぁ・・この日は僕を入れて、3組か4組くらいだったっぽいので、早く到着する客がいるとは思わなかったとか。
最初に抹茶とほうじ茶と朧月というお菓子。
夕食との間にほうじ茶が届きます。
で、夕食でもやっぱりほうじ茶で、さすがに飽きてしまいました。
夜は緑茶もあったし、2回目は緑茶にするとかして欲しかったなぁ。
酒を飲まれる方には関係ありませんが・・
◆部屋 90点◆
--------------------------------------------------------------------
広さは6畳+2畳くらいの広縁+2畳分くらいの踏み込み。
部屋は6畳の部屋の中では一番いい部屋っぽかったです。
広縁や主室にもヒーターがあって、3台ありました。
冷蔵庫は自動で計算されるタイプ。
アメニティーの量は普通です。
電気はリモコンで点けたり消したり出来ます。
花は洗面と主室に飾られています。掃除はどこも行き届いていました。
朝日の夕刊と朝刊がサービスであります。
トイレはウオシュレットで寒くないようにヒーターが付いています。
防音は、客があまりいなかったようなので正確には分かりません。
隣室や上の階の音は全く気になりませんでした。
廊下で歩いたりする音や階段の音は少し聞こえましたが、そんなに気にするような音じゃなかったです。
ここにはパブリックスペースが無い(1カ所ありますがイマイチ)ので、館内を出歩く人はいないでしょう。
京都のど真ん中にあるので、俵屋と同じく広さは仕方がないと思います。
1人で使ったからかもしれませんが、意外に広く感じて良かったです。
建物は古いので熱をガンガン通しますが、電気カーペットやヒーター、エアコンなどで全然寒くは感じませんでした。
泊まった日は雪が降っていたので、寒く感じる日はほとんどないでしょう。
ただエアコンの風の音は多少大きいです。
◆見取り図は→ http://blog.livedoor.jp/levin110/archives/52585024.html
◆風呂 点数無し◆
--------------------------------------------------------------------
俵屋でも書きましたが、京都の町家風の旅館に大浴場は普通付いてないので点数無しです。
でもここ柊家は宿の厚意で家族風呂があります。
別館には4カ所ありますが、1つは改装中で、木の風呂はお湯が出ないので故障中、使える風呂は2つだけでした。
2つとも入りましたが、どちらも似たような感じです。
カラン3つ、
湯船が足を伸ばして2人入れるくらい、ジャグジー付き。
シャンプーなどは、京都の美容メーカー「中野製薬」と共同開発したそうです。
詳細は、俵屋の風呂の所に書いてあります。
◆夕食 90点◆
--------------------------------------------------------------------
夕食は部屋食です。ほぼ一品出しで、食べ終わって一息ついてると次が来るっていうような感じです。
料理の説明も一品一品してくれます。
係の方は、60くらいの部屋係の方と20代の女性がランダムで運んでくれました。
覚えてる範囲で書くと、
◆鮪と鮃と芋・・・京都に行くと鮃が多いです。醤油はポン酢に近い醤油でしょっぱさや塩辛さよりも酸っぱさが目立ちました。
◆白魚の吸物 かなり巨大な白魚で俵屋の者よりも大きかったです。
◆マスの利休焼き
◆ゆば卵豆腐 ゆばは歯ごたえがあり関東と食感が違います、卵豆腐は薄味の鰹ダシでした。
◆ホッキ土佐酢ゼリー
◆鰆の白みそ仕立て
◆ご飯自体はおいしかったですが、米に水分がやや足りませんでした。もう少し水分があればかなりおいしかったのに。みそ汁は黒味噌。
味も俵屋とほぼ同じっていう物がいくつかあって、こっちがいいのか俵屋が悪いのか・・・
全体的においしかったと思います。
◆朝食 90点◆
--------------------------------------------------------------------
朝食前にほうじ茶と梅干しが届きます。
朝食も夕食と同じで部屋食です。
僕的には焼き魚が無いのであれなんですが、部屋食だったし一応満足してます。
右上の料理は、中がはんぺんみたいな食感になっていておいしかったです。
◆従業員 90点◆
--------------------------------------------------------------------
ここは藤井荘に似ている感じがします。
藤井荘程じゃないけど、係の方が自分で気付いて自分からやってくれます。
頼まれた土産がどこに売ってるか分からなかったので聞いてみたら、かなり詳しく調べて教えてくれました。向こうから積極的には話しかけてきませんが、優しい方が多いようです。
精算は部屋で出来ます。
靴を履くと、靴が暖まっていました。
その後2〜3人に見送ってもらい、見えなくなるまで手を振ってもらいました。
◆感想
--------------------------------------------------------------------
京都のど真ん中にある宿にしては料金的にかなりがんばってる方だと思います。
それなので点数は全部5点上げてあります。
パブリックスペースは無いし温泉ではないので、そういうのが好きな方はかなり辛いと思います。
ですから同じ価格帯の草円やなごみ野と比べると、満足度は落ちます。
また行きたい度は、草円>なごみ野>柊家別館 です。
とは言え、京都の真ん中で昔ながらの旅館を味わうには一番手頃な所です
|