群馬県の谷川温泉 別邸仙寿庵に行ってきました。
姉妹館のたにがわが僕は気に入っているし、前回昼食を食べた時に是非泊まってみたいと思ったので、たにがわと続けて泊まりました。期間限定でたにがわ→仙寿庵の連泊プランというのもあったみたいですが、僕は知らずに個別に予約しました。
外観などは前回の報告でしているので省略。
ただ今回は、フロントの前に内閣総理大臣賞受賞のひな人形が置いてあるのに気付きました。

かなり大きな人形だったんですが芸術はよく分からないので、僕にはそんな賞があった事に驚きでした。

まず中に入ると、ロビーの椅子に座ります。そしておしぼりと干し柿を持ってきてくれ、飲み物を何にするか聞かれます。ホットが3種類、コールドが3種類の計6種類から選びます。内容は・・・ビール、ゆずみつ(ホット)、オレンジ、アイスコーヒー、あと何だったかな・・
これくらいしか覚えていませんw ワインもあったような気がします。
確か宿帳記入はありませんでした。これはたにがわに泊まったからかもしれませんが。

飲み終わった頃にちょうど従業員が来て、部屋への案内となります。
世間話や館内の説明をしながら進みます。説明はとても分かりやすいと思います。
部屋は和洋室の予約で、301の部屋でした。
部屋に着くと、まずは挨拶と浴衣のサイズ合わせなどをします。
次にお茶の準備をすると言うことで、一旦退室。

5分くらいして、お茶と蒸したてのずんだ饅頭が出ます。
そして部屋の詳しい説明、露天風呂のことや日本の宿のスタンプの説明などがあり、少し世間話しました。
印象はいいですけど、言葉遣いとか凄く丁寧で少し固い感じ。若竹の庄がこんな感じでした。
自分は固いのは少し苦手なんで、気楽なたにがわの接客の方が好きかな。
この案内係の人にたにがわが気に入ってるって話したら、夕食の食事係の人にその事のお礼を言われました。
こんな些細なことも伝わってるんですね^^;ちなみにここの従業員は男性は20代が多く、女性は30〜40代が多かったです。

部屋の広さは8畳の和室+和室の倍くらい広い洋室。



その他に2人でゆったり入れる広さの露天風呂&シャワー室。
露天風呂はフロントに言えば温度調節してくれるそうですが、常に42℃位で適温でした。部屋の露天は入った時だけ吸い込み口の音が激しいのですが、その後は静かです。
眺望は写真では分かりませんが、下には川が流れています。

トイレはウオシュレットで、中にはハンドタオルが5枚置いてあり、炭もありました。
冷蔵庫は小さめの冷蔵庫で飲み物がぎっしり入っています。
花は入り口、洗面、和室、洋室の4カ所あります。(和室以外は小さめ)


アメニティーはかなり多い方だと思います。


部屋に置いてある珍しい物で、双眼鏡、ハーブティ、加湿器、ヘチマのタオル、裁縫セット、薬などがありました。
双眼鏡は、運が良ければ野ウサギや鹿が見られると言うことですが、残念ながら発見出来ず。
お茶は緑茶の他に、しいたけ茶もありました。畳や壁は綺麗で、掃除も行き届いていました。


ガラスも本当に綺麗で、窓際の大きなガラス良かったなぁ。
周囲の音は全く気になりませんでした。

他で受けたこと無いサービスで、枕と敷き布団が自分の好みで選べます。ベッドの場合は、枕のみです。
枕が高さと固さの他に、そば、テンピュール、敷き布団が固さとコットンか備長炭です。

風呂は2つあり、夕食時に入れ替わる男女交替制です。
1つは石の内湯、石の露天、サウナ、もう一つは大きな樽風呂、石の露天、ミストサウナです。
造りは僕は石の内湯の方が好きですね。樽風呂の方はちょっと微妙でした。
露天はほぼ同じ造りなので、どっちって言うことはなかったです。
カランは6個ずつあり、隣と衝立がありスペースは広めに取られています。シャワー&ボディソープが6個の内5個違うので、好きな物を選べます。レモングラス、グレープフルーツ、ローズマリー、セラニウム、あと1つ忘れました・・確かローズ系セラニウムは、イライラしてるのを抑える効果があるそうです。
お湯は無色透明の特徴のないお湯の循環で、ややすべすべになるくらいかな。
脱衣所の洗面は、センサーで電気が点いたり造りがすごいです。脱衣所には冷水、バスタオル、タオルが置いてあります

夕食は18時からにしました。
17:55頃にフロントから案内に行っても大丈夫か?の電話がありました。その少し後に案内の男性が来て、前回お昼を食べた個室の食事処に行きました。
この食事処、個室はかなり広いし、金がかかってそうな造りです。脱衣所といい、食事処といい、建物に力を入れてるようです。食事のタイミングは一定間隔で少し間をあけて持ってくるような感じでした。初めの料理から最後の料理が出るまでぴったり2時間くらいだったので、決まってるみたいです。
味はこの間泊まって衝撃を受けた、御宿 かわせみに近いくらい美味しいです。
白い御飯とメインの料理は全然かわせみに敵いませんが、それ以外は同じくらいの満足度です。まあ、かわせみは露天風呂付にすると47000円と1万円違うので、かわせみの方がおいしくて当たり前ですが・・・

料理の最初の飲み物は僕は酒が飲めないので、ブドウジュースです
途中で、口直しに柚子のシャーベットが出ます。


焼き魚は自分で選べ、ヤマメの唐揚げ又は塩焼、マナガツオ、甘鯛&唐墨の3種類から選べます。



あと肉もフィレかロースか選べます。
肉は石焼きですが、油がすでに塗ってあるので肉が石にくっつくようなことは無かったです。




山菜三種
ワラビのお浸し
うるいとのびる蕗の辛味噌ソース
たらのめこごみ胡麻がけ


お造りはトラフグの薄造り、北寄貝など。
椀物はフグの白子、筍などが入っています


これは吉次湯葉包み蒸し。
左にあるのは選べる焼き魚の甘鯛&カラスミバージョン


三種類のきのこと水菜の鍋


海老芋蓮グラタン
フォアグラ アワビ
この料理、よもぎで出来ていたグラタンで変わっていました。
まあ僕は普通のグラタンの方が好きでしたけど^^;
グラタンより中にあったフォアグラとアワビがうまかったです


メインディッシュ
鮪大トロをオリジナルのたれで
冬トリフと下仁田葱のソテーと供に


あきたこまちの美味しいお米
名物ちぎりっこ
香の物


フレッシュフルーツゼリー寄

確かデザートが来た時に、部屋に夜食が用意してあると説明がありました。
食事が終わって食事処から出ようとした所、従業員が1人立っていて挨拶してい
ました。

部屋に戻ると変わってることがいくつかありました。
まずは頼んでおいた枕に変わっています。
次に枕元に冷水が、お茶セットの所に大きな梅干しとちまきが(ちまきは食べたい時にスイッチを押すだけ)、
冷蔵庫の中にブルーベリーが入っています。
それとトイレのハンドタオルと、洗面のバスタオル&タオルが全部新しい物に変
えられていました。

次の日の朝には朝日新聞が届きます。
朝ロビーに行けば、牛乳とオレンジがセルフサービスであります。

続いて朝食。
仙寿庵の欠点らしい欠点は、この朝食くらいじゃないでしょうか?
おいしい事はおいしいのですが、
内容はたにがわとそんなに変わりません。
朝の御飯はお粥か白御飯、
焼き魚は鮎の一夜干しかアジの開きを選べます。
自分は鮎の一夜干しにしましたが、この鮎って売店でよく売ってる奴なんですよね。

たにがわくらいの料金なら気にしませんが、仙寿庵でこれは残念でした。
たにがわと違って仙寿庵の方は最初から上手に焼いてありますが、
それでも・・
僕は朝のメインは焼き魚だと思ってるので、変わった焼き魚が食べたかったなぁ。
かわせみで出たのはヒラメだったかな。本当においしかった。

チェックアウトをして精算を済ませると、2人がかり(男1女1)で見送ってくれます。(フロントには飴がサービスで置いてあります。)車に着くと、窓ガラスを拭いてくれます。その後、道路の方まで出て見えなくなるまで手を振ってくれました。

感想
仙寿庵はとにかく部屋が最高でした!
眺めも良く、うまく言えないけど何となく雰囲気が良かったです。
あと、客に自分で色々選ばせるシステムもいいと思います。風呂場のシャンプーとか、布団とか、料理とか、部屋のお茶とか色々選べました。さすが、たにがわの高級バージョンです。
同じ価格帯のかわせみと比べると、料理は劣るもののそれ以外の全てで勝っています。
仙寿庵は料金に見合う満足度が得られる所じゃないでしょうか?!
財布が太っていたら、是非また行きたいです!

-----------hideさんが以前に昼食をとった時のレポートです---------------------------------

たにがわの帰りに別邸 仙寿庵で昼食だけ食べました。
別邸 仙寿庵に行く事を話したら、たにがわで11時30分まで部屋で休憩させてもらえました。
仙寿庵の駐車場は1台の幅がかなり広く、白線の代わりに植木が植えられています。
車を止めていると中から傘を持った従業員がお出迎え。傘はビニールでは無く、たぶん和紙でした。世間話をしながら中に入りました。
中に入ると、建物の凄さに驚きました。天井がめちゃくちゃ高いし、通路も広いです。佐勘も凄いと思ったけど、こちらはモダンな造りで佐勘とはまたひと味違います。

味は期待したほど美味しくは無かったです。腹が空いてなかったのも原因かもしれません。でも牛肉と松茸ご飯はおいしかったです。
写真は5000円のコースです。

夕食とほぼ同じ内容にするには、10000円払わなければいけなかったそうです。

たにがわの食事係の方の話だと、仙寿庵の夕食は2〜3時間掛けて食べるそうです。
それとドリンクのメニューを見て思ったんですけど、値段が書いていません。こういう所に泊まる人は、値段なんて気にしないんでしょうか?!

食事が終わり帰ろうとすると、膝掛けは持ち帰ってもいいという事と、風呂は無料(実際は1500円)で自由に入っていって構わないとの事でした。
あとお時間があれば、空いてるお部屋ならご案内しますと言われました。折角なので風呂は入っていきましたが、さすがに部屋には行きませんでした。
お湯自体にはやはり特徴が無いお湯でした。サウナや露天もあったんですが、露天には行き方が分からず(ドアの開け方が分からなかったため)断念しました。

会計を済ませると、外まで案内してくれ、見えなくなるまで手を振ってくれました。