埼玉県の和どう(旧和銅鉱泉旅館)に行ってきました。
昨年の7月に館内全体をリニューアルし、ゆこゆこで泊まると10500円と格安だったために行ってみました。

ゆこゆこには昨年7月にリニューアルし、館内全体が新しく生まれ変わる。とあり、外観も綺麗な写真が載っているのですが、実際に行ってみると外観は・・・
自分は写真のイメージしかなかったので、外観を見たとたんに宿を間違えたのかと思ったほどでした。
そう思った理由はもう一つあって、HPにも和どうと書いてあるのに建物上部の字は和銅鉱泉のままだったので。結局入り口の看板を見ていたら宿の中から従業員が出てきてくれ、一応当たっていました。でもくたびれているのは外観だけで、中は綺麗です。
「館内全体が新しく生まれ変わる」→「館内全体」。う〜ん、日本語って難しいですね。あと名前は館内も和銅鉱泉ばっかりで、「和どう」って書いてあったのは割り箸とタオルくらいだったような・・・

中へ入るとどこを見ても綺麗で、リニューアルしたのが実感出来ます。
フロントでチェックインに行くと、ロビーの椅子にお座り下さいとのこと。チェックインはロビーの椅子に座りながらします。
椅子に座るとまずコーヒーを持ってきてくれ、次に宿帳を持ってきます。
そしてコーヒーを飲みながら館内の説明を受けたり、夕・朝食の時間を決めたりします。40代くらいのフロントの方が担当でしたが、とても感じのいい方でした。

部屋への案内はまた別の方がします。その方が夕食も担当です。
この方も40代くらいの方でしたが、世間話をするようなことはありませんでした。
部屋に付くと自分から進んで、特大の浴衣をお持ちしますね。と言ったり、非常口の説明があったり、最低限の事はするっていうような印象でした。お茶は煎れずに、用事が終わると退室。

部屋の広さは9畳+広縁でした。
トイレは普通の洋式で、引き戸になっていました。
冷蔵庫は自動計算されるタイプです。花は飾られていません。
アメニティは、普通の物の他に胃薬がありました。
壁や畳は綺麗でしたが、広縁のカーペットはシミが目立ちました。

掃除は全体的には行き届いていましたが、トイレに親指くらいの蜘蛛の巣の固まりがありました。気にするほどでも無いですけどね。

防音は隣室の音は聞こえなかったのですが、真下が中宴会場、目の前の部屋が大部屋で、夕食時はカラオケやカートで食事を運ぶ音がかなり気になりました。この辺は安い部屋だからだと思います。たぶん露天風呂付の方に泊まれば気にならないはずです。

風呂は男女それぞれ、内湯と露天が1つずつで夜に交替します。
あと貸切風呂もあります(有料 3150円)。風呂はHPのイメージ通りで、オフィシャルHPを見ればよく分かると思います。
広さはどちらも充分で、カランも7個ずつあります。お湯は、無色透明で特徴はありません。ややすべすべにはなるかなとは思います。温度は適温でした。
露天風呂からはアヒルを飼っているらしく、アヒルが見えます。グヮ、グヮと常に6匹で行動していて、可愛らしいです。
ただ残念なのが、露天風呂の対岸が駐車場で、風呂よりも高い位置にその駐車場があるため、その駐車場から丸見えです。
距離は40〜70m位なので、見られていればこちらも分かりますけど・・・
内湯はマジックミラーなので大丈夫です。風呂場の近くに冷水などはありませんでした。

夕食は部屋食でした。
料理は3回に分けて運ばれてきました。メニューがあり、天ぷらも温かく、料金の割には良かったと思います。いりこ御飯や苺はおいしかったです。

先 付   蕗のとう 土筆 味噌和え
前 菜   三種盛り
向 付   鮪 甘海老 蛸 妻種々
焼 物   鰤照焼
強 肴   猪鍋 味噌仕立て
凌 ぎ   茶碗蒸し 海老 鶏肉 椎茸 銀杏 三つ葉
煮 物   高野豆腐 海老 南瓜
揚 物   天ぷら盛り 海老 椎茸 蓮根 獅子唐 共つゆ
食 事   いりこ御飯
止 椀   赤出汁
香の物   盛り合せ
水の物   メロン 苺

朝食はゆこゆこには部屋食とあったのですが、会場食でした。
僕が泊まった日は団体客が2組、大部屋に12人くらいいたようなのでそうなったのかもしれません。
僕以外に10組くらいいましたが、みんな隣の団体客がうるさいらしく結構早めに食事を食べ終えていました。
自分は安い料金で泊まってるので仕方がないかと思いますが、露天風呂付客室に泊まった方は23000円以上出しているので悲惨です。
泊まる方は事前に確認した方がいいかもしれませんね。
食事の方は、味は普通で量はやや少ないかな。御飯と味噌汁はお代わり自由です。

感想
料金的には満足でしたが、ちと自分には団体客がうるさすぎました。
朝食のこととか、何かもう少し工夫して欲しい。でも普通の部屋なら値段は安いので、ふらっと行くには良い所かなと思いました。