◆hideさんのこだわり
--------------------------

最近料金に対する満足度を分かりやすくするのに点数を付けるようになりました
が、その点数の付け方です。
点数の目安は、
100点以上が大満足90,95点が満足80,85点が普通70,75点は少し悪い65点以下は悪いです。


部屋
--------------------------
僕は最近、宿に非日常を求めるのと同時にくつろぎに行ってるので、まず一番気にするのは防音です。両隣がうるさかったり、上の階がガタガタうるさい所はダメですね。宴会の音もかなり耳障りなので、なるべく団体客が来ないような小さめの宿にいつも行ってます。
次に気にするのが部屋の広さです。
金額の目安は、10,000〜15,000は8畳、15,000〜20,000は10畳、20,000〜25,000は12,5畳、25,000〜30,000は10畳+4,5畳などの約15畳、30,000以上はそれより広いか、部屋に高級感や趣など何かプラスして欲しい所。
2万以上の宿は、部屋に掛け軸や花など何か演出も無いとダメ。無いと殺風景なので。それと、踏み込みや広縁、風呂・トイレ・洗面も気にします。
僕の場合は上の事が重要で、次に気にするのが眺望。
眺望は宿を目的に行くといい所は少ないし、ずっと眺めてるわけでもないので少し気にする程度。現在レポが載ってる中で眺望がいいのは、松島一の坊、仙寿庵、うぶやくらいです。
大体この3点で点数を付けています。

ちなみに今まで泊まった中で部屋が一番いいのは仙寿庵です。


□風呂
--------------------------
僕は、料理>部屋>風呂の順番なので、あまり気にしない項目です。
だから温泉じゃなくても宿が良さそうなら泊まりに行っちゃいます。で、風呂もやっぱり非日常を求めるので、一番気にするのは浴槽の広さと造り(景色を含む)。
あまり浴槽が狭いと、旅館に来てるっていう感じがしないのでNG。
造りもただ古いだけとか、とりあえず檜の湯船で雰囲気を出したけど周りと全然合ってませんみたいな物は全然ダメ。古いなら古いでその良さを伸ばしてとことんやって欲しいし、上に書いたようなことだと中途半端なだけだから。
大型旅館などは中途半端な湯船をいくつも造ってる宿があるけど、こだわりのあるいい内湯と露天が1つずつある方がいいかな。
あと、無料の貸切もあった方がいいな。
お湯については、宿を目当てに行くとあまりいいお湯には出会えないのであまり気にしません。循環や掛け流しも全然気にしません。見分けられない所があるくらいだし・・

大浴場の造りが今までの宿で一番良かったのは、貴祥庵です。


□料理
--------------------------
料理は人それぞれ好みなどがあるため、泊まる人によって評価は変わってきます。
食べ物を食べてうまいと思うには、好み、食べ物の旨み成分?、焼き方や味付け、その食べ物に対する脳の情報量?、空腹感などで変わってくると思います。
食べ物の旨み成分って言うのは、簡単に言うと野菜や刺身なら鮮度や質、肉なら肉汁の質、汁物だったらダシのおいしさなどです。
焼き方や味付けも人によって好みは違いますが、自分は濃すぎず薄すぎず、焼き方も肉は大体ミディアムで食べてます。
その食べ物に対する脳の情報量って言うのは、絶品!って思う料理はほとんどの場合、初めて食べる料理だと思います。
理由は、美味しいって脳が認識するのと同時に、初めて食べる喜びみたいな物を同時に脳が感じて、絶品!ってなるからです。だから同じ物を2回目に食べたとしても頭の片隅に記憶が残っているので、1回目ほどの感動は得られないはずです。
いつも美味しいものしか食べていない人が、普段の物よりまずい物を食べても美味しいって感じるのもこれで説明出来ます。
また味に期待していると、期待ほど美味しくないと脳が期待→失望に変わるので、期待している時としてない時では同じ物でも味の印象は変わってしまいます。
好みや普段食べてるものは人それぞれでどうにもならないので、僕はいつも旨みと味付けなどを元に感想を書いています。旨みや味付けなら、毎月料理内容が変わってもそれほど変わらないからです。
お造りは大体どの宿でもそれほど変わらないし、酢の物は好きじゃないから酢の味があまりしない→美味いってなってしまうので、
ダシなら椀物や鍋物、旨みと味付けはそれらと御飯・デザートを除いた物です。
あとは全体的な印象や量で、期待してる時やしてない時でも気を付けて書いてるつもりです。
今まで泊まった経験だと料金が15,000〜30,000の宿は、前菜の種類が多めで力を入れている所は料理の美味しい宿が多いです。
3万以上になると前菜が多い所はまだ無いので、違いがはっきり分かるのは白い御飯とメインの料理です。

朝食の場合は、夕食ほどうるさくありません。
基本的には米と焼き魚が美味ければそれでOKです。
朝食に出てくるおかずは、大体どこの宿でも売店で売られている物がいくつか入っています。場所によっては半分近く出てくる所もあるかもしれません。
売店の商品の回転率を上げるのにある程度は仕方ないと思うし、別にまずくもないのでこの辺は気にしません。まあ売店で売ってる物が少ないにこしたことは無いですけどね。
あと僕は朝食のメインは焼き魚だと思ってるので、その焼き魚に売店で売ってる鮎や岩魚の一夜干しを出されるとかなりがっかりするわけです。

料理が今までの宿で一番良かったのは、夕食も朝食もかわせみです。


□接客
--------------------------
これも料理同様、人によって様々です。
よく話す人の方がいいって人もいれば、話さない方がいいって人もいるでしょう。
僕の場合は、全く話さないと何かホテルっぽくて嫌なので、やっぱり旅館に泊まってるって実感するのに話してもらった方がいいです。
接客は一番接するのが多い食事の係の方がどうしても点数に占める部分が多いです。でもそれだけだと運なので、最近は他の従業員がどうとか細かく書くようにしました。すれ違う時だけでも、何となく良さそうな従業員は分かるので。
基本はやっぱり笑顔なんだけど、すれ違う時に笑顔で一言声を掛けてくる所は意外に少ないです。
だからこれともう一つ、すれ違う時に気にしているのがお辞儀の仕方。お辞儀の仕方が上手な所は別に笑顔なんか無くても、悪い気はしないもんです。
それにお辞儀の練習をしてるくらいだから、細かいことに気が付くから、いい接客をしてくれるだろうと勝手に思ってます。
このお辞儀が上手な所も意外に少ないです。
かわせみは上手だったけど、茶寮宗園で出来てたのは売店の女性だけだったし、金額が高いからと言って出来るわけでもありません。すれ違う時も中途半端じゃなく、どっちかだけでも極めて欲しい。これだけでも宿の印象って大分変わるんだけどなぁ。
すれ違う時笑顔なのは、松島一の坊、扇や、若竹の庄、たにがわ、仙寿庵、貴祥庵、稲取銀水荘辺りが良かったです。
お辞儀が上手なのは、かわせみ、若竹の庄、水上館、かしわや本店、みやこ辺りです。あまり従業員にすれ違わなかった所は抜いてあります。

部屋係(食事係)で気にするのは一生懸命さです。
僕は部屋係は若い人(20〜35辺り)の方がいいのですが、理由は一生懸命さが良く伝わってくるからです。それと、中年の方のようなことが起こらないからです。
係の方が中年(40〜55辺り)くらいになってくると、こっちが若いせいか適当にやられることが結構あります。
適当に見えなくても、中年の方は「この位やれば満足するだろう?」みたいな物を自分の中で勝手に線引きしてしまって、あまりがんばってるようには見えません。こういう所は、文句もないけど満足することもないですね。
中年の方でも新人の時がありますが、これはかなり稀です。
係の方で年配(60くらい)の方も時々いますが、不思議と年配の方には中年の方の様な傾向はなく、ほとんどの場合きちんとしてくれました。
で、一生懸命さを見てるポイントは、世間話と気遣いです。
気遣いの方はそういう場面に出会さないとダメなので、ほとんどの場合が世間話です。その世間話の内容などで良かった悪かったって決めてます。
内容は話が面白かった、つまらなかったとかではなく、その時の雰囲気というか・・・説明が難しいです。
宿から世間話をしてこない所はこちらから世間話を切り出しますが、質問などには答えてくれるけどさらに話が広がるような所はあまり無いですね。
ちなみに松島一の坊は、説明が棒読みだったりレベルは低いですが、一生懸命さが一番よく分かる宿です。
たぶん世間話をするように教育されてる宿は、松島一の坊、若竹の庄、たにがわ、仙寿庵、貴祥庵、稲取銀水荘、うぶやです。
↑の宿は行けば必ず何かしら色々話しかけてくれるはずです。
係の方が最高だったのは、うぶやと笹屋。
かなり良かった所は、たにがわ、銀水荘、レポにはありませんが覚楽です。
たにがわは家族を連れて行った時、部屋に案内する方が(冬の閑散期でしたが)案内が終わった後に30分以上も部屋にいました。あまり長いと悪いから僕が止めましたが、話し好きの方にはもってこいの宿だと思います。

こういうサプライズも結構重要で、サプライズがあった旅館は、たにがわ、うぶや、笹屋、稲取銀水荘くらいでしょうか。