〜別所温泉〜


長野県の別所温泉 上松屋旅館に行ってきました。
ここに決めた理由は、10500円で到着時の抹茶、夕食時に飲み物サービス、湯上がり処の味噌スープなどかなりお得そうだった事と、ゆこゆこの評価が平均で90点と・・前回泊まって満足した南平台温泉ホテルより評価がいいので決めました。
ここのチェックインは13時、チェックアウトは11時で、かなりゆっくり出来るのですが・・・最後まで読むと分かると思いますが、逆にそれがあだとなって全然くつろげません。

別所温泉は道が狭かったり坂道だったり、四万温泉になんとなく似てます。
上松屋は13時頃発見。外観はひと昔前の造りでどこにでもありそうな感じの建物です。駐車場を探すも全然見つからず、しょうがないので宿の前に車を停めて聞くと、駐車場は離れた所にあるので従業員が運ぶそう。
荷物を運んでもらい、宿泊カードを書いてチェックイン。
フロントは笑顔で大きな声で挨拶するし、感じが良かったです。
宿泊カードを書き終わると、椅子に座って抹茶と和菓子のサービス。和菓子は最中っぽかったです。食べ終わると、フロントにいた若い女性が部屋へ案内します。後からまた別の係の人が来るという説明を受け、すぐに退室。
20分くらい待ち、別の係の人が到着。係りの人は特に印象に残ってないので、普通だったと思います。非常口の説明や、浴衣のサイズ、食事の時間を決めたり、雑談など。それで、その時の説明で知ったんですけど、風呂の時間は15時〜10時。13時チェックインでも、風呂の時間が15時からだと意味が無い気がするんですが・・・
仕方が無いので外に散策に出掛けようとフロントに行き、カウンター内には誰もいなかったけど気付いた従業員が走って来てくれたり、やっぱりフロントはいい。
それで外にいた若い男性に、車の操作の仕方を教えておいたにもかかわらず、急発進してたようなので「車の操作分かりましたか?」と聞くと、「私がやったんじゃありませんので」と言い、その時ちょうど他の客が来て、こっちはシカト。
そして、散策から帰って来るとさっきのに怒ってるのか、挨拶もせずに目もわざと合わせないようにしていた・・・。
はぁ〜っと思いながら、中に入るとフロントは笑顔で元気よく「お帰りなさいませ〜」。鍵も何も言わずにさっと用意してありました。
この差は何?? 外にいたのは本当に同じ旅館の従業員なんだろうか・・・

気を取り直して風呂に。
大浴場は2カ所あり交替制。それぞれ(内湯、露天、樽風呂)、(内湯、露天)となってます。この旅館は結構大きめの旅館で団体客も受け付けているのですが、カランが少ないです。(内湯、露天、樽風呂)は5個、(内湯、露天)は6個しかありません。土曜日とかに泊まると、なかなか使えない事もあるかと思います。内湯や露天の広さは充分だと思います。風呂の温度は42〜43度です。
お湯はやや白く濁り、少し硫黄臭いです。入ってる時はあまり分からないものの、風呂から出るとスベスベ感があります。
風呂はきれいに掃除されていますが、上松屋のオフィシャルHPは露天を作りたての時に撮った写真みたいです。実際は温泉の影響で、もっと古ぼけた感じがあります。
脱衣所にはロッカーがあり、アメニティも結構そろってた様な気がします。湯上がり処には冷水と味噌スープ(セルフ)がおいてあります。ただ、紙コップではなく普通の茶碗(ティーカップ)な為、自分で洗って使う事になります。味噌スープは、エムズのスープバーの具を取り除いたような味でした。

客室の説明。
広さは12畳+2畳くらいの広縁。トイレは温座で、ウオシュレットではありません。冷蔵庫は飲み物が数本入っていて、フリースペースもありました。アメニティは少なく、歯ブラシとタオル入れだけでした。花は無し。宿泊者が書き込むノートと、本が置いてあります。掃除はきれいにされてましたが、畳は結構痛んでます。
防音は、話し声は気にならず上や隣のドアの開け閉めの音は気になりました。テレビ欄が置いてあり、チャンネル表示もあったのでここはよく分かりました。ここは4,5,6に、日テレ、テレ朝、フジが並んでました。でも、せきやとまた番組の位置が違うような気が・・・ちなみにせきやは、関東と同じ偶数がほとんどで、順番がばらばらだったと思います。同じ長野でも違ったりする事あるんかな??長野恐るべし。

いよいよ夕食(部屋食)です。時間は18時、18時30分、19時。ゆこゆこで予約すると、日本酒やジュースなどが1人1本無料です。ここはプロが選ぶ日本の宿で料理部門に8年連続掲載らしいです。食前酒は梅酒で、せきやと全く同じ味がしました。長野は梅酒が多いんかな?写真を見ても分かるように見た目に凝ってるような気がします。味もまあまあです。

が、しかし、10分位すると焼魚やご飯が来るのですが、その頃には1枚目の写真のおかずが無くなっていたのでご飯のおかずがありません・・・。とはいえ、白飯はおいしかったです。それと写真取り忘れたんですが、もう一つ鍋物があります。
だから写真に水色の物があるわけです。

んで、デザートとか持って来ちゃうと他に持ってくる物がないので急かされました。(口では言われてないものの態度に思いっきり出てたので)あと僕は料理の準備とか少しだけ手伝い、ほとんどの旅館はお礼を言ってきますが、何も言われませんでした。なので、食事係の人もイマイチかな・・・。
量は多かったけど、味は南平台温泉ホテルの方が微妙においしかったと思います。
つーか、食事の段取り?が悪すぎるような気がします。

朝食は、宴会場です。時間は確か、8時と8時30分からです。
写真は撮らなかったんですが、厚焼きタマゴ、きんぴら、のり、たくあん、梅干し、野沢菜?の漬け物、鮭です。鮭はスーパーで売られているサイズの約3分の1、他のおかずも分量が少なめ。朝食は夕食の反動なのか、めちゃくちゃ少なかったです。味は普通。

夕食後布団を敷きに来た若い男性と、朝食係は感じが良かったです。
朝食後、部屋に戻ると、布団が片付けられています。
しかもなぜかテーブルは端に寄せたままです。たぶん掃除しやすいように直さないんでしょうね・・・。これじゃ、チェックアウトが11時でも全然ゆっくり出来ません。布団を早くあげるのも13時チェックインが原因だろうし、風呂が15時なんだからいっそチェックインを15時にすればいいのに・・。

前回泊まった南平台温泉ホテルがとても気に入ったので、またゆこゆこを使ってここを予約してみましたが、全然ダメでした。全てにおいて南平台温泉ホテルの方が上回っています。ここは一人旅の人以外はあまりお勧め出来ません。
一人旅の人は、料金が変わらないので結構お得かも。朝食の時も一人旅の人が何人かいましたし。あと、リピーターは確かに多そうでした。
僕の知らない何かがあるのかも知れませんね。
だけど僕はもう行くことはないでしょう・・