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料亭でも温泉旅館でも無い宿、御宿 かわせみに行ってきました。
泊まったのはもちろん一番安い部屋(2階高級室)です。
一番安いと言っても、37000円しましたが・・・
普通の宿に泊まれば、2,3泊出来るのでかなり期待していきました。

場所は飯坂温泉の少し手前、近くに住宅地が密集してる場所近くの川沿いの所にあります。(カーナビ通りに行くと、かなり狭い所を勧めてくるのでご注意を。ローカル線沿いの道を走っていると、大きな看板があります。)近くに川が流れ、周りに何もないのは覚楽に似ています。ここは周りが住宅地で景色は悪いため、1階の料金が高いんだと思います。

宿には14時少し前に到着。
駐車場らしき所に、お車の方は玄関までお越し下さいの文字があったので、玄関に行きました。玄関までの道は砂利で道幅は車一台がちょうど通れる広さでした。徐行しながら少し行くと玄関に到着。玄関では男性が掃き掃除をしていました。
その男性と中からも男性が1人出てきて、荷物を運んでもらいました。中に入ると入り口に女性が2人正座で待機してて、靴を片付ける役の?男性が1人いました。
女性2人は1人が若くて、1人がおばちゃんでした。
そして笑顔で、「ようこそ、お越し下さいました。」だったかな・・・もう記憶が飛んできてますwその若い従業員の方に抹茶から帰りの見送りまで、ほとんどの世話をしてもらいました。

やや狭い通路を進んで行くと、ロビーの所で急に広くなります。
よく見ると通路のガラスにはカワセミの絵?があったり、照明もよく見るとカワセミが彫ってありました。
その後ロビーの椅子に座り、抹茶とお菓子を頂きました。一緒におしぼりが出ましたが、顔がすっぽり埋まってしまうほど大きいです。膝掛けくらいの大きさがありました。お菓子は、神社でもらう米のおかし?(白とかピンクの)に似たもので、中にあんこが入っていました。
お茶を飲んでいる最中に従業員が通ると、必ず立ち止まって深々とお辞儀をしながら挨拶していきます。
ロビーには鳥のさえずりの音が流れていて、気持ちが落ち着きます。その落ち着いた気持ちで庭園ばかりに目がいきますが、テーブルをよく見ると結構ほこりが・・・

ちょうど抹茶を飲み終わる頃にまた戻ってきて、部屋への案内となります。エレベーターはありません。

部屋は蒲公英という部屋でした。
部屋に着くと緑茶を入れてくれますが、お茶請けはありませんでした。次に説明を笑顔で丁寧に説明してくれましたが、世間話は何もありませんでした。一流旅館の接客を期待していたので、何か寂しかったです。夕食の時間と飲み物を決めると、退室。
部屋は12畳+7,5畳+庭園付きです。
ちなみに2階高級室で一番良い部屋は、茶梅(さざんか)です。庭園が付いてる部屋は蒲公英と茶梅だけで、茶梅の庭園は蒲公英の倍あり(ライトアップもします)、部屋の広さも全部屋の中で一番広いです。


浴衣は1着しか使ってませんが、他にもう1着最初から置いてあったっぽいです。
それと就寝前にもう1着届きます。

部屋には花が1カ所飾られ、お香もありました。

テレビは液晶、DVDビデオ付きです。
DVD、ビデオの貸し出しあり。

内風呂は古代檜。
ドアが開けられるので露天風呂の気分も味わえます。

金庫はありません。トイレはウォシュレット。アメニティも種類が多かったです。
部屋はどこも綺麗に掃除されていました。
到着時から新聞があり、次の日の朝にも朝刊が届きます。

よく見ると座布団や浴衣、洗面の照明の所にもカワセミが!こだわってるなぁ。

大浴場にはタオルとバスタオルが置いてあります。飯坂温泉に近いですが、残念ながら温泉ではありません。内風呂や露天は、客室数を考えると広さは充分です。カランは6個ありますが、隣との境は無く、密着してます。って言っても、会っても最高1人だけでしたけど^^;
ただ風呂の作りとしては、高級感はなく1泊1万円の宿と大差は無いです。露天の隣には、かまくらの形をした低温サウナがあります(広さは3人が限界)温度が40〜60度で、15分ほど入ってようやく汗が出始めた程度でした。サウナにはテレビが付いていて、ゆっくり出来ます。

休憩処にはドリンクが置いてあります。
ここはヨーロッパ風で高そうな家具や絵がありました。ドリンクは、夜はリンゴジュースとアイスティー、朝はレモン水とヨーグルトドリンクでした。

さて、いよいよ楽しみにしていた夕食。
評判通り、料理の味は最高でした。あちこちの旅館の絶品料理を集めたような、そんな感じがしました。高級食材が多かったですが、器も高そうで割らないように冷や冷やしました(笑)
おしぼりも3回来ます。
食事の時間は2時間ちょっとかかりました。
料理を持ってくるタイミングは、ちょうどいいと言うより、少し間があります。係の子は料理の説明をゆっくりしゃべり、物を運んだりするのにも音を立てないようにかなり気を配っていました。こういうのが時間を忘れさせる接客なのかな?と思いました。

このこ豆腐 晩秋の盛り合わせ 甘鯛須賀川葱椀
寒鰤造り・平目造り 古代米飯蒸し 伊勢海老 河豚 ポルチーニの競演
牛ロース柳川 火取平貝桜海老城扇薯梅肉あん掛け お食事物
水菓子・甘味 ゆずのシャーベット からすみと大根

量は男性には少し物足りないと思います。
でも希望をすれば布団を敷く時におにぎりが夜食としてもらえます。ここの米は本当に美味しいので、無理してでも食べた方がいいです。ご飯を食べるのにおかずがいらないって言うのは、こういう事かって思いましたから。



布団を敷く時に、浴衣、冷水、夜食が届きます。
よく見ると布団にもカワセミが!





朝食もやはり美味しく、焼き魚とかうまかったです。
これなら他の旅館はちょっと太刀打ち出来ないんじゃないでしょうか?!




朝食後にコーヒーか紅茶をサービス。
なお、朝食はおしぼりが2回来ます。


精算はロビーの椅子に座ってやりました。
その後玄関まで送ってもらい、見えなくなるまで手を振ってくれました?
大雪と道が狭くて見てる余裕がありませんでした^^;

感想
料理は本当に美味しかったです。
今までに泊まった所とは明らかにレベルが違いました。
でも、料理を除くと他とあまり変わりません。
接客ならこの間行った、たにがわの方が僕はいいですし、大浴場の作りもイマイ
チでした。
僕が一番気にするのはコストパフォーマンスですが、悪かったです。
と言うのも、器が高かったり、浴衣が3着あったり、おしぼりが何回も来たり、
アメニティが多かったり、自分はあまり気にしないからです。
料理だけだったら、レストランで2万も出せば美味い物が食べられるし、わざわ
ざ旅館に行く事も無いかなと思いました。
料金が3万以下で、係の子がもう少し話してくれれば満足はしました。
もしここに泊まるのなら、1階特室以上がお勧めです。(出来ればグループで)
そうすると平日47000円以上しますが、お金の事を気にせず、上に書いたよ
うな事を楽しめる方じゃないと厳しいんじゃないかなと思います。
自分には宝くじが当たらないと無理かなぁ(笑)