奥州3名湯、秋保温泉 伝承千年の宿 佐勘に行ってきました。
僕が温泉宿を選ぶ時に1つの基準にしているのですが、同じ温泉地内に良さそうな宿が2軒以上ある所を選ぶことにしています。そうすると名旅館などが競い合うので、仮にそれ以外の所に泊まってもいい所が多い様な気がするからです。
ただし例外で、一軒宿もいい所が多いと思います。
そんなわけで、秋保温泉には佐勘と茶寮宗園があるので秋保にしてみました。

山形から秋保に向かうため、カーナビをセット。
すると、50〜60キロくらいしかなかったため、高速は運転していてつまらないし下道で行き景色を楽しむ事に。・・が、それが間違いでした。国道(286号)だから道が広いと安心してたんですが、途中からとんでもない事に・・・。
突然センターラインが消え、道幅が狭くなり、テクニカルになっていきます。対向車ともすれ違える幅が無い所がほとんどで、日光いろは坂のようなカーブが延々と続きます。その距離なんと10キロ!景色を見る暇なんてありませんでした^^;
関沢〜笹谷間は必ず高速を使いましょう。

秋保に到着すると、一際目立つ建物が。。それが佐勘です。
遠くからでも見えるので、行くと一発で分かると思います。佐勘にはすぐ行かず、ちょっと遠回りをして茶寮宗園の前を通過。茶寮宗園は入り口から建物がほとんど見えず、高級感が漂ってました。門からは庭園しか見えませんでした。
佐勘には14時05分頃到着。(チェックインは14時か14時30分、アウトは12時)玄関前に車を停め、従業員の指示に従い荷物を下ろして100メートルほど離れた駐車場に自分で行きます。すぐ後に従業員が車で来てくれ、玄関まで送ってくれます。40代くらいの男性が運転手で、よくしゃべる人だなぁと思ってるうちに玄関に到着。別の若い女性の従業員がフロントまで案内してくれ、宿帳記入。と思いきや、インターネットの予約だったので記入はせずに確認だけでした。この後まだ続き、個人情報保護法がどうのこうのと・・・内容は、外からの電話を部屋に取り次いでいいかと、あと1つ何か聞かれたんですけど忘れました。
今は正しくはこういう事をするんですかね?? 初めて聞かれましたが・・
ちなみにロビーは高級感が漂っていて、1階に鯉がたくさん泳いでいます。あと七夕もありました。眺めていて稲取銀水荘を思い出したんですが、造りや広さなど建物は銀水荘より上だと思います。

10分ほど待ったら、案内係が来て部屋に案内されます。
歩きながら特に雑談するわけでもなく、エレベーターの前に着くと風呂など館内の説明を受けました。でも説明を聞いても広くて複雑なので、実際に行ってみないと分からないと思います。
部屋は三翠館の6階でした。部屋に着くと、お茶を煎れてくれ(お茶請けは最中)、浴衣のサイズ、非常口や金庫などの説明がありました。

笑顔で説明していましたが、世間話は暑いですね〜くらいで結構すぐ退室してました。

部屋の広さは10畳で(広縁無し)、掃除も行き届き、隣室の音も全く気になりませんでした。冷蔵庫はコンピュータ計算のもの。トイレはウォシュレット。

洗面台は2つで、変わった事と言えばホテルのように風呂がくっついていたのと、ガラスに望遠ガラス?が付いてました。

部屋について30分位すると、食事係の人が挨拶に来ました。
食事の時間を決めたり、風呂の説明などをされました。世間話はここでもほとんど無かったです。50代の方だったんですが、夕食を含めなんかイマイチでした。特に何を言われたって言うわけではありませんが・・・
ちなみに案内係の方は40代で、佐勘の従業員はたぶん7〜8割くらいが40代以上だと思います。今までの経験上おばちゃんだと適当にやられる確率が高いので、僕は若い従業員の方がいいんですけどね(-.-)

風呂は男性大浴場(内湯1、露天2、ミストルーム)、女性大浴場(内湯1、露天1)、男女それぞれ檜の内湯が2つとサウナがあり、河原の湯という露天が1つあります。男女の大浴場と河原の湯は交替制のため、全部の風呂に入る事が出来ます。時間やカランなどは、佐勘のHPに詳しく書いてあります。お湯の温度はどれも40、5℃〜42℃くらいでした。あってるか分かりませんが、男性大浴場の内湯、女性大浴場の露天だけ掛け流しかなぁ・・?
お湯は無色透明で、つるつる感も少ししかなくあまり特徴がありません。だけど、あとで気付いたんですが、2日ほど経っても肌がしっとりしてました。まるで、ハニワが有田焼になっちゃった?!(古すぎ?)
宿の説明には秋保の湯は「あたたまりの湯」だったんですけど、こういう効果もあるんだと思います。
そうそう、冷水器は男女の大浴場にしかついていませんでした。16〜19時にに休憩所に行けばデザートと冷たい飲み物がサービス、母屋という所に行けば抹茶がサービスです。

夕食は時間通りに用意されました。
夕食は懐石だと思ってたんですけど、最初に7割並べ、少しして残りの3割、最後にデザートでした。味は1泊2万円以上の宿の味じゃないと思います。うまかったのは、肉と刺身とナスの揚げ物くらいでした。でもウニは本当にうまかったです。口に入れるとすぐ溶けました。手は真っ黒になりましたけど(笑)夕食は水上館と同じくらいのレベルでした。料金は倍近いんですけど・・

先付と鍋物 海の幸旬鮮盛り
がぜ雲丹、海老、勘八、烏賊、
紅とろ、生鮪
仙台黒毛和牛
しゃぶしゃぶで頂きます
じゅん菜と鱧そうめん
左上から、彩り盛り、かも茄子と鰻白焼
釜炊き帆立ご飯
冬瓜と豚肉の夏野菜焚き合せ
仙台味噌仕立て
水菓子
いよかん、グレープフルーツ、
スウィーティー、パイナップル
どれか好きなものを選べます


朝食は2階のバイキング会場でした。
時間は7時から10時までいつでも大丈夫です。
種類はめちゃくちゃ多くて、50種類くらいあったかなぁ。その場で作ってくれたりする物もあり、とても充実してました。昨日の夕食よりうまいんじゃないかって食べてて思ったくらいです。朝食は大満足です。

チェックアウトの際に無事帰って欲しいという願いを込めて、カエルの折り紙をもらいました。帰り際、車を待っている時に女将がいたので少し話したんですけど、女将なのにあまりいい感じはしませんでした。

泊まった印象は水上館とほとんど変わりませんでした。
違ってたのは、朝食と湯上がりの時のサービスくらいかなぁ・・
佐勘も水上館もインターネットプランだったんですが、水上館が13650円だったので、佐勘の22050円は高すぎるかも。16000円くらいなら満足したと思いますが、2万以上払ってるんだからせめてもうちょっとマシな夕食と食事係を付けて欲しかった(--;)
と言うわけで、最初に言った法則ははずれてしまいました。。