〜湯谷温泉〜
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愛知県の湯谷温泉 はづ別館に行ってきました。
少しはづグループ(http://www.hazu.co.jp/)について説明します。
愛知県に6軒あるわけですが、東海地方ではかなり有名な宿のようです。
宿1つ1つに結構特徴があって、湯の風 HAZUはチェックインが12:00 〜12:00の24時間ステイ、 はづ合掌は建物が合掌造りになっています。 確かこのはづ合掌は、去年辺りTBSの日本一の宿を決めるとかいう番組で1位 に選ばれていました。
で今回僕が泊まったのは、はづ別館。
この宿は、なんと宿泊料金を自分で決められるんです。極端な話、1泊1円でも100万円でも構わないんです。
今回はこのはづ別館を詳しく書いていきます。 宿から苦情が来ませんように・・・

はづグループはネット予約できるところもありますが、基本的には電話予約。
予定が急遽変更して10日前くらいの予約になりましたが、運良く最後の1部屋だったようです。10日前とは言え、金曜なのでそれなりに人気はありそうです。
宿には14:35分頃に到着(イン15:00 アウト10:00)

宿の反対側が駐車場になっていて、駐車場から宿の外観を見るとHP通りで外観は特徴の無い建物でした。
玄関に行くと上がる所の下に貼り紙があって「ツバメの糞が落ちてくるので注意を」のような書込がありました。上をよく見ると確かにツバメの巣が2つあったけど、雛はいませんでした。

宿の主人らしき人に早いけど大丈夫か聞いてみると、昼食のお客さんがいてまだ部屋の準備が出来てないとのこと。5分くらいロビーで待っていると、おしぼりと抹茶とお菓子が出てきました。
抹茶を飲みながら、夕・朝食の時間を決めたり、宿帳記入の紙を渡されます。その名前を書く紙の裏に宿の料金を書き込む所があり、次の日にフロントに返します。
抹茶が飲み終わるとすぐ部屋に案内してもらえました。どうやら連絡してくれ、急いで用意してくれたみたいです。

案内係の方は40代くらいの女性で歩きながら館内の説明などがありました。
ここはエレベーターが無く、所々階段の段差が急だったり、一段の幅が狭い所があるので足が悪い方には大変。壁も張り替えているみたいで、全体的に綺麗です。
部屋へ到着するとお茶を飲むか聞かれたので、お願いしました。あまり印象に残ってないので、係の方は普通だったと思います。

部屋の広さは8畳+広縁。広縁の椅子が回転して、珍しかったかな。
トイレはシャワートイレで、風呂はありませんでした。
冷蔵庫は飲み物が半分くらい入っていたんですが、料金表示がどこにもありませんでした。アクエリアスの500を飲んだら180円でした。
花は飾られていなかったと思います。 アメニティーはどこでも置いてある物が置いてあるくらい。掃除は行き届いていました。

部屋の良い所は下に川が流れ眺めが良く、紅葉の時は綺麗そうです。鳥があまごの狩りをする光景なんかも見れました。
逆に悪い所は、やはり昔の宿なので防音が悪く、隣室の話し声とかは全く聞こえませんでしたが、それ以上に川の音がはっきり聞こえました。ちょうど川に段差があり、小さい滝が出来ている場所に建っているため、常に大雨が降ってるような音がします。 その為かカーテンはかなり厚めの物ですが、気休め程度で気になる方は眠れない んじゃないでしょうか? 僕は疲れていたから眠れましたけどね。

あと部屋に着いた時の印象なんですが、かなりがっかりしました。
宿のオフィシャルページの部屋の欄とはあまりにもかけ離れていたので・・・ はっきり覚えていませんが、オフィシャルに載ってる部屋は2〜4室のみくらい しか無いと思います。 全14室なので、残りはほとんどが僕と同じタイプの部屋になりそうです。

風呂は2つあり、21:00に入れ替わる男女交替制です。
1つは、檜の内湯+岩の露天風呂、もう一つが石の内湯です。カランはそれぞれ5個と6個だったと思います。 檜の内湯はかなり新しく、檜の香りが漂っていました。他の2つに比べてこの檜の内湯だけお湯の出る量が少ないので、掛け流しかな? 温度は全部適温で、檜の内湯だけやや白く(薄緑かも)濁っていました。
30秒ほどお湯に浸かれば、肌がつるつるになります。
広さはどれも5〜6人が足を伸ばして入れるくらいで、充分だと思います。
湯上がり処のゆずみつジュースと山葡萄のジュースも僕には嬉しかったです。 部屋はがっかりしたんですが、風呂は良かったです。

夕食は18時からにしました。部屋食です。料理は3回くらいに分けて運ばれてきました。 温かい物は温かく、きちんと出されていました。 メニュー表はありませんでしたが、所々で説明をしてくれます。
味の方は、最初半分はあまり美味しくなくて、アマゴの塩焼きが出てきた辺りから少しおいしくなりました。アマゴの塩焼きはおいしかったです。ただ全体的にゆこゆこでよく泊まる1万円くらいの宿より味は落ちます。

↓これは別注料理の馬刺しと牛のタタキです

 

朝食は7:30〜8:30の間で決めます。場所は食事会場。
朝食は写真が撮りづらかったので、品目だけ書きます。
シラスと大根下ろし 温玉 のり あまごの一夜干し サラダ 厚揚げ? おしんこ白い御飯 味噌汁。
朝ロビーに行くと、コーヒー、紅茶、ハーブティーをサービスしてくれます。

最後に昨日渡された紙に値段を書いて、チェックアウト。
自分は別注料理と飲み物1本を入れて、税込み2人で2万にしました。最低いくら位のお客さんがいるか聞いてみたら、かなり前に100円ていう人がいたみたいです。最近のお客さんはみんなそれなりに払ってくれてるとか。

感想
HPを見て期待していたので、その分部屋を見た時にがっかりしたのが大きかった。 料理もそれほどじゃなかったです。でも風呂は良かったです。あと、到着時の抹茶、湯上がり処の飲み物、朝の飲み物サービスとか嬉しいサー ビスもありました。内容的には8000〜10000円くらいの宿かなぁ・・・とはいえ、けちで知られる名古屋人の所にあって、55年も続いているのが凄い 。
名古屋人も言われてるほどけちじゃないんかな?? こういうおもしろい宿はこれからも続いて欲しいです。