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岐阜県の下呂温泉 こころをなでる静寂 みやこに行ってきました。
みやこは2000年に大改装したそうです。
ここもネットで予約。2人だと21,945円、3人だったので20,790円でした。あとマル得プランを利用したので、3人の総額から−2,000円だったので、 1人当たり約2万円でした。
さて、総額表示になってから結構経ちますが、まだ変更されていません。
あとからサービス料を取られると、なにか損した気分になるので早めに込みの値段に変えて欲しいところです(予約の時点で分かりますが)

宿へは15時ちょっと過ぎに到着。カーナビに電話番号で登録していってみると、着いた所は水鳳園。到着すると、早速男性従業員が1人お出迎え。
入り口から少し離れた所に停めたんですが、やっぱり出てきちゃうんですねぇ。水鳳園の従業員に聞いてみたら、みやこは道路を挟んだ反対側にありました。分 かりづらい・・ 建物は木があって進行方向からは見えないし、小さい看板も木で隠れてしまっていました。
気づけなかった理由がもう1つあって、駐車場が砂利になってるんですよね。 まさか1泊2万で駐車場が砂利とは思わず・・・、分かりやすい表示をお願いしたい。
とまあ、第一印象は悪かったです。

入り口の門をくぐると、中から男性従業員2人が中からお出迎え。1人は中年、1人は若かったです。
中へ導かれ、ロビーの椅子に座り、まず宿帳記入。
書いてる最中に、抹茶とお茶請け(確か柿のお菓子)が来ます。
飲み終えると部屋への案内。
案内したのは、また別の若い男性。笑顔で丁寧にはっきりと説明してくれますが、世間話はありませんでした。世間話はありませんが、説明の仕方が上手で好印象でした。
この男性、誰かに似てるなと思ったら、さかなクンにちょっと似てます。さかなクンをちょっとかっこよくした感じですが、声は微妙に甲高い。やっぱり顔が似ると声も似ますね。
一通り説明を受けて、お茶を煎れてもらいその後退室。
浴衣のサイズは最初から合っていました。抹茶を飲んでる時に用意したみたいです。浴衣は就寝用もあるので、2枚でした。


これは読書室。この写真に載ってる本が大体半分くらい。この他にマックのパソコンも置いてありました。

部屋 80点
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3階の一番奥の部屋で、雲居という所でした。



部屋の広さは、10畳+3畳分くらいの広縁+トイレ+バス。トイレはウオシュレットですが、昔の建物の造りな為、若干幅が狭い。洗面はトイレの近くではなく、広縁の所に陶器の洗面があります。昔の建物を改装しただけなので仕方ないけど、やはりこれは不便。
冷蔵庫は自動で閉まるタイプです。
アメニティーは歯ブラシとひげ剃りくらいなので、少なめです。


眺めは下呂の温泉街を一望。夜景は綺麗かなと思ってたんですが、思ったほど綺 麗ではありませんでした。土曜なら多少は違うかもしれません。

花は、花っていうより野草?が飾られています。



あと初めてですが、お茶を火で炙り、お茶の香りがほのかに香るようになっています(夕食から戻ってくると消えてます)
掃除は行き届いていました。

防音は、周りの音は全く気になりませんでした。と言うのも、上の階は無く、隣の部屋も誰もいなかったからなので正確には分かりません。僕が泊まった部屋より千円安い部屋は、たぶん2階の部屋になります。部屋を歩いていると、広縁近くの畳のきしむ音が結構するので、2階はもしかしたらうるさいかもしれません。泊まるなら、千円UPの部屋にした方が無難です。
改装して見た目には古さは感じませんが、畳のきしむ音や洗面、トイレのことなどを考えると、料金的にはあまり良くないです。

風呂 80点
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大浴場が男女1つ、無料の貸切が2つ、有料の貸切(確か30分1,000円)が1つで、男女交替はありません。
大浴場のカランは4つありますが、1つはシャワーの出がかなり悪いので、実質は3つです。
内湯の湯船の広さは、3〜4人でいっぱいになってしまいます。
露天の広さは、8〜10人くらい入れ、横に細長いちょっと変わった造りで、庭園を眺めながら入ります。露天の床は炭で出来ていて、少し変わっていました。この露天の外側にはドア?が付いていて、締め切ることも出来るようです。
お湯の質は、無色透明でかなりつるつるになるのが分かります。内湯も露天も温度は適温でした。
内湯と貸切はたぶん掛け流し、露天はもしかしたら循環かもしれません。
1つ気になるのが、湯口から出るお湯の量がかなり少なめ。下呂は湯量豊富だと思ってたので、これには少しがっかり。
無料の貸切風呂は、湯船はちょうど2人入れる広さ。内容は普通だと思います。
脱衣所などに冷水など何もないので、この料金の宿なら付けて欲しい。
風呂はお湯の質は良かったですが、湯船が少し狭いのと湯口のお湯の量が少ないのでイマイチでした。っていっても、女性に人気の宿なので、男湯は自分ら以外に居ても1人しか居ませんでしたが・・ 女性の方はスリッパが10個くらいある時もあったし、多少不便かもしれません 。

夕食 100点
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夕食は個室の食事処で、1品ずつ運ばれる懐石料理です。通路と個室はドアではなく、暖簾なので全くの個室というわけではありませんが 、別の宿泊者の会話は気になりませんでした。
ここの料理は手の込んだ料理が多く、目で楽しめるし、味も全体的においしいです。全体的においしく、特にこれっていうのが難しいですが、栗ご飯と松茸の土瓶蒸しが美味しかったです。

←栗ごはん
ここの米は炊き方が上手だし、米もおいしいです。


松茸の土瓶蒸しは、メニューの他に鱧も入っていました。色々入ってる分味も複雑ですが、前日の草円よりも遙かに美味しかったです。
逆に遙かに美味しくなかったのが、草円の方にも書いたお造りの飛騨牛。国産の味はしましたが、味はイマイチで本当に飛騨牛?って思いました。全料理の中でこれが一番評価が低いです。



すきやきにも飛騨牛が使われていますが、こちらの肉は美味しかったです。
油物の所でお口直しのお茶と新しいおしぼりが届きます。


左は前菜9種
姫りんごのグラタン
鯖の味噌クリームソース
松茸パイ
地鶏とネギの西京焼き
チーズの柿見立て
萩寄せ
ムカゴとカラスミとオクラの三色串
毬栗見立て
焼き銀杏
右上は先付けの柿の白あえ。
右下は飛騨牛、湯葉、ウニのお造り


左から、フォアグラと大根のとんぶり餡かけ、鱸杉板焼き、三色揚げ


左から和風海鮮サラダ、栗ご飯、デザートはぷるぷるヨーグルト寄せ

ペースは18:30まではちょうど良くて、それ以降は少し間隔が開きました。
食事係は案内係とはまた別の若い男性でしたが、やはり説明が丁寧で世間話も少ししました。


部屋に戻ると、夜食の笹寿司と冷水が置いてあります。

ここの料理は手が込んでいて本当に良かったです。 前菜9種など色々な味も楽しめるし、夕食は大満足でした。

朝食 100点
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朝食も夕食と同じ個室で食べることになります。
僕は朝食は、ご飯と焼き魚がおいしければそれでOKなので、ここはどちらもおいしかったです。
味噌汁は、わかめ、ねぎ、豆腐です。
朝食後、無料でコーヒーがサービスです。

従業員 95点
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ここは女性に人気の宿だからか、従業員は若い男性が多いです。しかもスタイルのいい従業員が多めなので、女性は嬉しいんじゃないでしょうか。1日目は男の従業員しか見なかったので、男だけの宿かな?って思ったんですが 、チェックアウトの時は2人ほど若い女性従業員も居ました。
全体的にここの従業員は良く教育されてるっていう感じの接客。何か困ってそうなら、すぐに声を掛けてきます。説明の仕方は本当に上手で、説明だけなら今まで泊まった宿の中で一番上手です。接客のいい勉強になりました。それと、全従業員が片耳にイヤホンが付いていて、お客の要望にすぐ応えられるようにしてるようです。
チェックアウト後、車まで荷物を運んでもらい、見えなくなるまで手を振ってもらいました。

感想
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最初の印象はイマイチでしたが、帰る頃には結構満足して宿を後にしました。料理は僕好みの内容で良かったし、接客面でもかなり満足でした。
接客は一生懸命もてなそうとしてくれるのが十分伝わって来て、いい宿だと思いました。