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下賀茂ののどかな自然の中、ひときわ目立つ建物にひかれて立ち寄ってみました。
平成８年に出来た町営の日帰り温泉施設です。

館内はけっこう広いです。売店があってアイスクリームなどが売られていました。中でも気になったのがここの源泉で茹でたという卵。

お風呂は内湯が一つと露天風呂が三つあります。内湯はけっこう大きくて、３０人くらいは入れるかな。洗い場も大きいので２０人くらい人がいたけど、全然窮屈さがなかったです。

露天風呂は３ヶ所あります。岩風呂が２つ。この２つも内湯ほどではないけどけっこう広いのでゆったりと入れます。そしてもう一つのお風呂は２ヶ月単位で様々なお湯になるという「四季の湯」
私が行った時はアロエ風呂とオレンジ風呂でした。女性はアロエ風呂とのこと。緑色に濁ったお湯からは、ほんのりと薬草のような香りが漂っていました。

お風呂上りには休憩室もありますのでゆっくりとすることができます。みんなソファーに座って新聞などを読んでいました。
町営の施設とは思えないような充実度には驚きました。いつもここの前を通ると車がいっぱいあるけど、人が沢山集まるのがわかるような気がしました。

なんと４３０００坪の敷地に佇む数奇屋作りの純和風旅館。
実はこの時、３ヶ所くらい候補があって迷っていたのですが、旅行会社の人に「絶対にここがオススメ！」って言われて決めました。
なるほど、旅行会社の人の目に狂いはなかった。。。
今回は本館の部屋に泊まったのですが、ここは離れの椿殿がけっこう有名みたいです。今度は是非椿殿に泊まってみたいものです。

チェックイン後はまずお風呂！
内湯と露天風呂が一つずつある大浴場は男女交代制。そして母屋から離れたところにもう一つ野天風呂があります。
大浴場は思っていたよりも大きくなかった。とはいえ、一度に１０人は入れるかな。横に長いお風呂です。

野天風呂の方は、一回館内を出てサンダルに履き替えて行きます。
敷地内ではありますが森の中にある野趣万点のお風呂でした。 ここはちゃっちい洗い場が一つしかないので、まず大浴場で体を洗ってから来たほうが正解！岩造りのお風呂で目の前には木々が生い茂っています。春や紅葉の時期はさぞかし美しいことでしょう。宿のパンフレットなどに載っているお風呂の写真はこの野天風呂です。
お湯は無色透明。口に含むとちょっとしょっぱい。敷地内に源泉があるので湯量も豊富。勿論掛け流し。源泉の温度が９８度もあるのでちょっと熱かった。

お風呂を楽しんだ後、夕食まで時間があったので、敷地内を散策することにしました。ちゃんと館内の散策マップもあるんですよ。お風呂上りにのんびりと散策をするのはとっても気持ちのいいものでした。
途中、源泉の井戸のところに、木の箱がおいてありました。
見てみると「温泉ふかし」の箱とのこと。この箱の中に卵やサツマイモを入れて蒸かすんだそう。卵やサツマイモは買うことができるのでので是非おためしあれ！

ここは食事が美味しいこという話を聞いてたので、楽しみにしてたのですが、期待を裏切らないとても美味しい料理でした。ボリュームも満点！
お刺身は大きな氷の上にとても美しく盛り付けられています。その他にもイセエビのチーズ焼きなどもあり和食だけでなく洋風なものも楽しめました。
一番気に入ったのは金目鯛のしゃぶしゃぶ！これは絶品でした。かなりのボリュームがあったのですがぺろりと平らげてしまいました。
朝食も盛り付けからしてとても凝っていました。朝食好きの私にとっても合格です。定番のアジの干物も自分で焼いて食べるのでアツアツをほおばることができます。焼きたての干物は格別でした。

夕食の後、女将さんと炭を使った小物作り体験をしました。
今回申し込んだプラン「花結び」の特典です。
こういう老舗旅館の女将さんというと近寄りがたい雰囲気に思えたのですがそんなことは全くなく、とっても気さくな方でした。女将さんと色々お話をしながらの小物作りはとても楽しい思い出になりました。

早朝、宿の中を散策していたら、駐車場で従業員の男性が宿泊客の車を１台１台磨いていました。ちょっと感動。

ごはんも美味しいし、お風呂も良かったし、そして女将さんをはじめ、従業員の方々もとても感じが良くとても楽しい一日を過ごすことができました。
細部にまで心が行き届いたとても居心地のいい宿でした。
また行ってみたい宿です。