湯河原温泉 ふきや食事編
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◆夕食 90点
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夕食は部屋食。
係の方は部屋に案内した方と同じで、60前後くらいの方です。
ちなみに20代だったら、20〜29位、30前後は25〜35くらいに見えるって事です。
料理の時間は18:00か18:30です。
メニュー表に途中でご飯をお出し出来ますとの注意書きがあり、親切です。(でも食べてる最中は気付かなかったので、口で言ってくれた方が良かったかな)
料理の説明は運んでくれるたびにしてくれました。
最初僕はテーブルの左側に座っていたのですが、準備の場所が真ん中どころか入り口に近い右側に置いていったので、「ああ、また適当にやられそうだな・・」と不安になったのですが、大丈夫でした。むしろ最後の方には、お茶を積極的に煎れようとしてくれたり、適当にやってる感は最初だけでそれ以後は感じませんでした。
失礼しますのような事は、間隔が短い時には言わずに入ってきて、間隔が少し空いた時には言ってました。別に全部言われても返事するのが面倒臭いのでこのくらいでも気になりません。
※風呂までは結構前に書いていたのですが、なんか面倒くさくなって、この夕食の所からは泊まってから1ヶ月以上経っているのであまり詳しくは覚えてません^^;


食前酒は菊酒(日本酒)。
一.前菜
菊花寿司、海老、小鰭 
菱蟹三ツ葉 
胡麻豆腐 いくら 
莫久来

菊花寿司はあまり印象に残ってないですが、確かまあまあでした。
蟹は、僕は蟹が好きだし宿の蟹ってどこで食べてもおいしいのですが、こういうお浸し?にした蟹はずわい蟹が一番おいしいと思います。味噌は毛蟹で、焼くならタラバかなぁ。ボイルされた蟹が好きな順序で言ったら、ずわい蟹=毛蟹>タラバ
タラバの身って食べてもあんまり蟹っぽい味がしないんですよね。胡麻豆腐に掛かっているいくらは、前日の佳松のいくらを醤油漬けにしたようないくらでした。このいくらはおいしかったです。
人によってはちょっとしょっぱいかもしれませんが、このタイプのいくらはちょっとしょっぱいくらいがちょうどいいんです。
莫久来っていうのは、何かの魚の塩辛。何の魚か説明はあったのですが、忘れました。
酒を飲む人にはいいのかもしれませんが、僕は飲まないので結構食べるのが辛かったです。



一.椀替
鱧と松茸鍋
若水菜
酢橘

松茸は裂いてありますが、最初はきちんと繋がっています。
○○楼、佳松でも松茸は出ましたが、たぶんこの松茸が一番いい松茸だと思います。
でも、料理をしない僕に作らせちゃダメですね。全然上手に作れませんでしたorz
最初松茸、次に鱧、最後に水菜を入れて下さいという説明はありました。写真を取り忘れたのですが、ダシがたくさん入った陶器のものがあって、それを1人用の平べったい皿にそのダシを入れて作っていくのですが・・松茸が出来る頃にはそのダシが結構蒸発しちゃって、次に鱧を入れようとすると、鱧が出来る頃にはまたダシを注ぎ足さなくてはなりません。鱧と松茸を同時にやろうとするとダシがあまり入れられなくなっちゃうので、やっぱり出来る頃にはダシがほとんど蒸発しちゃうんですよね。
たぶんこの料理って汁を味わうものだと思うので、平べったい皿じゃなくて、もう少し底の深い皿の方がいいような気がしました。まあ僕の作るのが下手すぎるのかもしれませんが^^;
あと、いい松茸なだけに弾力?があったりして、歯の悪い人には少し苦労するかも。



一.造り
鯛菊花〆(水前寺海苔,ポン酢)
戻り鰹(茗荷,生姜)

鯛の方はいつもの旅館で出される普通の鯛。3つありました。
鰹の方は、ポワソンで出た鰹のように臭みがほとんどなく、おいしい鰹でした。
つーか、味はほとんどマグロなので、黒い部分を全て取ってマグロとして出されれば、分かる人はほとんどいないんじゃないでしょうか・・
手前2つは黒い部分があって見た目がカツオですぐ分かるのですが、奥の3つは赤い部分しかありませんでした。
奥の方を食べているときは、マグロの味でカツオの臭みがほんのわずかにしたので、カツオとマグロを同じ包丁で切ったのかなと思いました。
で、食べ終わって次の料理が来る前の暇な時にメニュー表を見ていたら、カツオしか書いてなくてその時にカツオだったって気付きました^^;



一.焼物
和牛山椒焼き,干しトマト

但馬牛(ヒレ)だったみたいです。
但馬牛って初めて食べました。
脂身が少ない肉限定なら僕が食べてきた肉の中では一番うまいと思います。肉の味自体はかなりのものです。
この料理長も牛肉には醤油味が良く合うと言っていますが、僕も同じなので、タレも美味しかったです。
ただ、肉が固いので、歯が悪い人にはかなり辛いんじゃないでしょうか。
外国産牛肉をウェルダンにしたものとは固さのタイプは違いますが・・でも、固い肉はまずい外国産牛肉を僕は連想するし、やっぱり食べた時に美味しい肉汁が口の中に広がる牛肉の方が好きかな。



一.煮物
翡翠茄子 胡桃掛け

これは味の方はほとんど印象に残ってないので、普通だと思います。
○○楼でも焼き蓮根は出たけど、それよりも味は美味しかったです。



一.揚物
石川芋と新栗
粉吹揚
鱧煎餅
銀 杏

これもほとんど味の方は印象に残ってないので、普通です。
印象に残っているのが、鱧煎餅がかなり固かったことです。
これも歯の悪い方には辛いんじゃないかと・・



一.酢物
真つぶ焙り
海草、独活、花丸、胡瓜

味はまあまあだったと思いますが、頭の中に固い物が多いって言うイメージがあ
るので、このつぶ貝?もやや固めのものだなぁとそればっかり気になりました^^;



一.食事
季節彩りご飯,留椀,香の物

ご飯は生姜ご飯。べちゃっとさえなっていなければ、炊き込みご飯はどこで食べ
てもそれほど変わりません。
香の物の奥にある、黄色い物もやっぱり少し固めです。



一.デザート
メロンのシャーベット。

その下がサイコロ状のスイカが2つとメロンの実が2つです。
サイコロの大きさは巨峰と同じくらいの大きさです。
黒い物はなんだったか忘れました^^;



調理長 青木 信啓

ここは味付けや使ってるものなどはいいのですが、椀替とか焼物とか、ただ単に僕に合わなかったのかもしれません。
自分で作る料理は、上手に作れないのが自分でよく分かってるから、好きじゃないんです。
あと、いつもだったらかなり腹を空かせた状態で食べ始めるのですが、この日は昼に花壇で昼食を取ったし、朝飯も佳松でたくさん食べていたので、いつもよりは腹が空いてはいなかったんです。(と言っても写真の他に、お櫃にあった生姜ご飯のお代わりを2杯しましたが^^;)
それに前泊の佳松がかなり良かったので、どうしても見劣りしてしまいました。
と言うわけで、いつもと状況が違いすぎてはっきりとは言えないので、他の月に行ったりしていたらまた状況が変わったのかもしれません。この月の料理はやけに固い料理が多いのも気になりましたし・・
佳松園、かしわや本店、貴祥庵辺りの料理と比べれば、こちらの方がいいと思います。
ただ、藤井荘と比べると甲乙付けがたいので、藤井荘と同じくらいの料理じゃないでしょうか。
で、藤井荘の料理の点を見たら、90点だったので90点にしました。(最低価格の値段はほぼ同じなので)
今よく考えると、藤井荘の最後にコスパが悪いと書いてありましたが、やや悪いくらいでしたorz


◆朝食 100点
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朝食も部屋食です。



かぼちゃの煮ものはうまいし、タマゴもうまかった。
豆腐は那須の山水閣のような豆腐の味がしたし、豆腐もうまかった。
でも時間がやや経ってるようなので、山水閣の方がうまいかな。
焼き海苔にしても、普通の所は焼くと海苔自体がふにゃっとなるのですが、かわせみやここの焼き海苔はふにゃっとならずに香りも香ばしいし、ぱりっとしてうまいんです。


ご飯も美味しかったです。
夕食の時に佳松と比べるとどうなのか、椀替を持ってきた時に聞かれて、まだ最初だからよく分からないと答えておいたら以降聞かれなかったんです。
で、朝食が終わった時に、「ここも美味しいけど、それでもやっぱり佳松の方がおいしい」と言って、「でもご飯はこっちの方がおいしい」と言ったら、「そうでしょう。ここのご飯は時間に合わせて(食事時間の開始に合わせてって事)、1部屋ずつ作っているんです」と言われました。
その後、少ししゃべってて「そんなに良いんじゃ、佳松に泊まりにいってみようかしら」とか言ってたけど、本当に泊まりに行ったのかな??



朝食前7:00〜8:00にロビーでコーヒーかハーブティーのサービス。
でも、朝食後にストレス解消に泊まりに来てるって言ったら、ハーブティーを部
屋まで持ってきてくれました。

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