箱根芦ノ湖温泉華の宿ふくや(前編)
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神奈川県足柄下郡箱根町箱根571−18
TEL:0460-86-2121

【ふくや 後編】


神奈川県の芦ノ湖温泉 華の宿 ふくやに行ってきました。
予約は電話で。電話をしてみると30代くらいの女性が出て、電話応対は良かったです。
ただ、僕が泊まる日の希望した部屋は、ストックしている?客がいるらしく、どうするか連絡するので折り返し電話するとのこと。
初めての経験だったけど、そんな事って出来るのかなぁ??(予約したのは泊まる2日前)
15分後くらいに電話があって、予約は大丈夫って事になりました。
料金は佳松と同じく31,650円でした。

ふくやも佳松と同じく箱根の関所からかなり近いところにあります。
向かってる最中に雪が降り始めてきたので、とりあえずいきなり宿に行きました。
このふくやに向かう道ってかなり急坂の所を登って行くんですよね・・・(100mほどしかありませんが)その上道幅も狭いし、Uターンがやりづらそうなので、とりあえず車を置いて歩いて箱根の関所に行こうとしました。
到着したのが13:40頃。(イン15:00 アウト11:00)もちろん誰も出てきません。
宿の中まで入り、男性従業員に車をどこに置けばいいのかを聞いて、歩いて行こうとしました。
それを伝えると、その男性に結構距離があるので車でお送りしましょうかと言われました。
もちろんお願いして、一緒に割引券と宿直通の電話番号が書いてある紙をもらいました。
で、なんかその男性どこかで見たことがあるような気がしたので、以前佳松でお会いしませんでしたっけ?って聞いてみたところ、やっぱり佳松の従業員でした。佳松の帰りに車の脇に立っていただけで話したことも無いのですが、以前お一人でお泊まりになりましたよねと、きちんと覚えてくれていたみたいです。




帰りも迎えに来てもらい、15:05頃にチェックイン。
今度は出迎えがありました。男性が3名、女性が1名並んで待っていました。
荷物を少し持ってもらい、中へ。

玄関正面のロビーにまずは向かいます。
そして少し待つと抹茶と小さいな菓子が振る舞われます。


飲み終わって一息ついていると、すぐに従業員が来て案内。係の方は50代の女性でした。
フロントから5秒歩いて部屋に到着。




泊まったのは一番安い部屋で「華てまり」
この部屋だけ露天風呂が付いていません。
部屋に着くと、またお茶とお茶菓子を持ってきてくれます。
あと浴衣のサイズ合わせや簡単な説明を受けました。
ちなみにここは女性には色浴衣があります。


◆部屋 90点
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部屋の広さは10畳+2畳強ほどのこたつスペース+2畳程の広縁。



トイレはウオシュレットでチューリップが飾られていました。
ただ、この部屋はトイレの側に洗面が無いので、便器で手を洗うのが嫌な人にはかなり面倒です。

洗面はこたつ横にあって、洗面の奥が内風呂になっています。


この内風呂は一応温泉が出ます。 広さは佳松と同じくらいかな?たぶん1坪。
お湯は佳松と同じはずなのですが、なぜか佳松の方がお湯はいいようです。

花は、華の宿なのに最初は主室に花がありませんでした。花の代わりに茶香炉が置いてありました。
夕食前の準備の時に茶香炉と花が交換されました。





そうそう、部屋に時計が置いてありました。
旅館では、かなり珍しいと思います。(佳松はクローゼットの中にあります)
朝日の夕刊がサービスと朝刊は指定出来ます。





冷蔵庫は最初から飲み物が入っていて、冷水も最初から置いてあります。
夕食後に確か新しい物に変えられていたし、コップが使ってあればその都度交換してました。



眺望は、箱根神社、芦ノ湖、富士山などが見えます。写真だと小さく見えますが、実際はもう少し大きな感じです。
う〜ん、木がすごく邪魔かなぁ。木が無ければ景色がすごく良くなるのに・・・
鳥居の所の木が短くなっていますが、雷が落っこちて短くなったそうです。

防音は小さい宿だけあって、すごく静かです。隣室がいたのか分かりませんが、全く気になりませんでした。
廊下の音も全く気になりません。
なんの音かははっきり分からないのですが、多少下の音が聞こえました。お湯が流れる音や換気扇の音などが聞こえたのかなぁ?
この音がするから、大浴場上と大浴場隣の部屋は安い部屋になっているようです。

部屋は佳松の方がいいかな。
広さは佳松より少し狭いし、眺めも木が邪魔だったし、お湯も悪いようです。
それにトイレと洗面が離れていて、ちょっと僕には使いづらかったです。
ただ佳松にこたつは無いので、こたつ(掘り炬燵でした)が好きな方はこちらの方がいいのかな?
一番びっくりしたのは、ドア。手を離すと、もの凄くゆっくり閉まります。
最近の?キッチンの引き出しとかに使われてるような感じです。あれも勢いよく閉めてもゆっくり閉まるので。
ふくやが出来たのって10年前だし、出来た当初はすごかったんじゃないかなぁ。
新しい宿でもこういうドアの所って全然見かけませんし。

◆風呂 85点
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男女交替はなく、24時間入れますが、翌朝10時までです。内湯が1つと露天が1つ。
全6室しかないので仕方ないのですが、湯船は内湯も露天も小さいです。どちらも3人程が入れるくらいかな。
男性の方には亀、女性の方には鶴があります。
石などにはこだわった材質の物を使っているようですが、やっぱり僕にはもう少し広さがないと物足りないです。
カランは中に3つで、外1つの4つ。
シャンプー類はKOSEのアミノマイルドだったかな。
お湯は佳松と同じく、芦の湯温泉が50%と水50%のブレンド。
内湯の場所は硫黄臭がかなりします。露天は硫黄臭をほとんど感じません。
でもどちらのお湯も少し肌がつるつるになります。
大浴場も佳松ほどつるつるしないので、やっぱりお湯は佳松の方がいいかな。
脱衣所の広さは充分で、夕食前までだけ麦茶が置いてあります。
タオルとバスタオルは常備してあります。フットマッサージも置いてありました。

お湯は佳松と同じだって言うんだけど、僕にはどうも同じには思えません。
(佳松も内湯だけはほとんどつるつる感は無かったけど・・)
造りもお湯も佳松の方がいいかな。佳松には貸切風呂もあったし。
あとお湯の出る量は少し多いかな。少し減らせば上に聞こえる音もしなくなると思うけど・・


◆従業員 95点
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ここの従業員は50代以上の方が多いかなぁ。(だけど電話応対の女性は若い感じだったから、一人はいるかな)
部屋係以外の従業員に会ったのって最初だけだから、他の従業員がどんな感じなのかよく分かりません。
係の方はまあまあだったかな。どっちかって言うとこの間の佳松の研修生の方が接客は上手でしたが・・・
部屋係の女性よりも定年で女将を引退しちゃったっていう女性の方が応対は上手そうでした。(現在はふくやに女将はいません)
ただ何か困ったことがあればすぐに駆けつけてくれるみたいな安心感はあったし、コップの交換などもこまめに変えていたし、滞在中特に不満に思うこともないはずです。点数は、佳松の従業員に送ってもらったり、覚えてくれたりしたので5点上げてあります。


感想
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佳松の姉妹館なだけあって、点数は佳松に似たような感じになりました。
佳松と比べると夕食と接客が同じくらい、朝食がわずかに佳松、部屋と風呂は佳松かな。
全体的にふくやよりも佳松の方が力を入れてる感じがしました。
(本館なんだから当たり前かな?)
そんなわけでどっちかに行くなら僕は佳松の方がお勧めですが、
小さい宿が好みの方などはふくやの方が良いかも。

【ふくや 後編】

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