美ヶ原温泉 すぎもと【後編】
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〒390-0221 長野県松本市里山辺451-7
TEL:0263-32-3379/FAX:0263-33-5830

【すぎもと 前編】


■夕食 85点
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会場食。地下室を通って、食事処の蔵に向かいます。
僕は民家風料亭 おりがみって所だったけど、グレードの高い人は個室になるのかな?
料理は予算に合わせて作られるようなので、メニュー表は無いと思います。

最初に結構慣れた50前後の男性が飲み物の注文を取りに来ます。
酒は飲まないからウーロン茶を注文すると、アサヒの16茶はいかがでしょうかと。2リットル945円で、飲みきらなくても部屋に持って帰って飲んでいいそう。それを注文すると、今度は蕎麦はいかがですか?と。2人前1,100円だっけな。とりあえずこれも注文。すると今度は、天然物のおいしい牡蠣?だったかなんだかが入ったので、いかがですか?と。さすがにこれは注文しなかったけど・・・
見てると、最初はその壮年男性がおりがみの客全員を担当してた。食事処は他に従業員が3人居て、全員が作務衣を着た若い男性でした。
3人は、1人が普通で他の2人はイマイチだったかな。3人揃ってまだそんなに慣れていないような感じだった。食事を運ぶペースはバラバラだったな。すぐに来るときもあれば、なかなか来ないときもあった。

食事で気になることと言えば、結構な数の料理が2人分まとめてくることか。いちいち分けるのが面倒くさい・・・
後は、ちょっとでも残しておくと絶対に運ばないんですよね。例え端によけていても。
最初の前菜で、白い葉っぱのような皿にのってる料理は、結構辛かった。だから半分くらい残しておいたら、持って行ったけど、また持ってきた。すみません、気付かずに持って行ってしまいましたと。少し話して、ちょっと辛いので・・・と、そこまで言って持って行ってもらいました。
あと何かのタレを、後で出る料理にも使えるからと持って行ったのにまた持ってきてたな^^;
3人とも料理の説明がゆっくりで、指導されてるんだろうけど、もっと普通でいいと思うんだけどな・・・
馬刺しのところで自分が焼くものと勘違いして、ちょうど他の客の飲み物注文にきてた壮年男性に聞いたら、最初に説明した従業員がわざわざまた説明しにきた。これもわざわざやる必要無いと思うんだけど・・・

さて、肝心の料理の内容。



ジュンサイともずくはまあまあ。1人ずつ。
前菜?青い皿はどれも普通とまあまあが混在。まとめて。



湯葉と湯葉用のタレ。
これもまあまあかな。1人ずつ。
どれがどれに使うかわからないけど、
前菜用のタレ3つ。1人ずつ。






鱧と松茸と鮎のしゃぶしゃぶ
まとめて。
しゃぶしゃぶって言うか、鍋って言うか微妙。
ふきやで似たようなものが出たけど、ふきやの方が確かおいしい。









山菜たち。
どれを食べても普通。
これは料金上乗せ分かな?って思った。1人ずつ。
漬け物とご飯は普通。まとめて。







うにと馬刺しと馬刺しの表面を炙ったやつ。まとめて。
お勧めは馬刺しとウニとショウガ、
馬刺しと味噌の何かだけらしい。
一応これがメインかな。
このウニはかなりいいものだった。
馬刺しの方もまあまあ。




稚鮎。
これも普通。まとめて。

ジュンサイとトマト。
1人ずつ。
ジュンサイは最初に出たし、結構薄味だった。
これも普通で、追加の料理ってすぐに分かった。

筍としいたけの裏に
ピザ?(チーズとかトマト)。まとめて。
これは普通。これも追加分ぽい。

冬瓜。まとめて。
これも普通かなぁ。
ここまで来ると結構腹もきつくなってきてて、冬瓜は半分ほどしか食べられなかったけど、やっぱりなかなか持って行かなかった。
持って行ったのは蕎麦の時だし。




馬肉の野菜巻き?と馬肉の焼き肉。まとめて。
また馬肉なので、これも追加分っぽい。
味は普通で、メインの馬肉の方がおいしかった。

白魚の鍋。まとめて。
これも普通かな。

左の画像のは何か忘れた。1人ずつ。
そばの写真を取り忘れたorz
右側の画像はそばつゆ、薬味とそば湯。
そばは作ってるときにこだわりばかり言ってたけど、そこまで凄いものでも無いような気が・・・
かなり満腹近い状態だったからはっきり分からないけど、蕎麦屋の標準くらいの味かな?







デザート。


う〜ん、後からいきなり料金を追加しても量が増えて、味はそれほどでも無いものが付くことが多いけど、やっぱりそうだった。
接客などがかなり悪く、料理くらいは・・・と思っていたけど、料理も満足は出来ませんでした。
自分たちが一番早く食べ始め、他は30分くらい後からきたけど、追加の料理とかは大体想像通りだった。
最初のジュンサイ・青い皿・メインぽい馬刺しは共通かも。前評判ではお酒に合う料理との事でしたが、う〜〜ん。
酒は飲まないのでよく分かりませんが、ご飯のおかずになるような料理がほとんど無いんですよね。
あと、調理してあっておいしいって言うものが一つもありませんでした。素材がいいなって思ったのはあったけど。
でもそれでも、3万クラスの宿には敵わないし、21,000出して、食事が会場食で2人分まとめて来ることを考えれば、
もっといいものが出ても良さそうなものだけど・・・
良かったことと言えば、量が多いことくらいか。
2万出せば、食事がおいしいところは他にもたくさんあると思う。ちなみに山菜系が結構出たけど、嵐渓荘や住吉屋の方がうまいです。
すぎもとのは山菜自体が少し乾燥してるような感じがしたので。






夜食のデザート。
部屋に戻ったらありました。




朝食 85点
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朝食はあんまり書くことが無いんだけど、味は普通でおかずの量は少ないかな。
朝だけ年配の女性が居たけど、もしかしたら、その人が女将かも。
応対が上手そうだった。

接客 75点
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チェックアウトに行くとカップルの先客が。
案内した従業員が居たから、鍵を渡してチェックアウトをお願いしますと言いました。
でもどうやら、チェックアウトはご主人しかやらないらしく、10分ほど待たされました。
で、ようやく自分の番が来て、お待たせしましたとは言われたけど、雑談とかは別にありませんでした。
待たせる意図が分からない・・・送迎の客を待たせてたからすぐに行ったようだけど、それなら他の従業員が精算すればいいのに・・・
案内した従業員が道まで出て、見えなくなるまで立っていました。

上の方に色々書いてしまってあまり書くことは無いかな。
接客は間違いなく過去最低の旅館だと思うんだけど、一人だけいい従業員が居た。
風呂から帰ってきたときにロビーに居たんだけど、本当親切で良かった。次の日の観光するところを本とか持ってきたりして、色々教えてくれました。年は30前後くらいの女性だったかな。この人が居なければもっと点数低かった。

感想
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すぎもとは全然満足できなかった。
自分的には、ここに行くのはお勧めしないかな。
同じ値段を出すなら、他にいい宿はたくさんあります。
それでもあえて泊まるとしたら、15,900円で泊まれば少しはコスパで満足できるかな。
でもそうすると、部屋が6畳になりそうですが・・・
接客はどうあれ、風呂と食事は満足できるかも。
あとすぎもとで唯一良かったのは、庭園とかロビー(休憩所?)とかかな。
石とか手入れされてるし、オーディオもかなり良さそうだった。
まあ逆に言えば、こういうところが雑誌とかに載るわけだし、良さそうに見えるから客が来るっていう商売上手にも思えるけど。
そう言えば、食事の時とか、客単価を上げようとするのが露骨に現れてたけど・・
自分の再訪は無いですね。

【すぎもと 前編】

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