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船山温泉 食事編
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こちらは食事編です!
本編は次回アップ予定です♪
船山温泉【本編】
船山温泉【温泉編】
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◆夕食 90点
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夕食は個室の食事処で、冷水などが最初から置いてあります。
時間は18時で決められています。18時付近になるとフロントから準備が出来たとの電話。
1人だったから他の客に会わないよう先に呼び出してもらえるかなと思っていたのですが、そんなことはありませんでした。
僕が今まで泊まってきた中で、泊まり客が1人客にちょっかいを出しているのを何度か見ているので、僕が1人で泊まる時はいつも朝夕部屋食の所を選んでいました。
食事処に着くと、20代前半くらいの黒髪の女性がいて、個室に案内してくれます。(先客がいて、待つのが面倒だから1人で個室まで行ってしまいました)
個室ですが、上は空いているので、周りの会話は結構聞こえます。
料理は最初に食前酒からお造里まで並んで、それ以降は一品出し。料理の説明も簡単ですがありました。
席について少し待つと、チェックインの際の女性が挨拶と説明にやってきました。説明は一生懸命にゆっくりとかなり丁寧にしてくれるのですが、やや棒読みっぽい気がします。で、説明した後にテーブルに置いてあるメニュー表を取って、手渡しで渡してくれました。でも僕には順番が逆のような気がしたし、わざわざ手渡しする必要も無いかなと思いました。
山梨県芦川村産「本山葵」はすべてのお料理にお好みでお使い下さい。
と、メニュー表の最初に書いてあります。
僕は食べた後入り口近くに終わった食器を置いておくのですが、なぜかわさびだけ最後まで持っていかなかったんです。
レポを書く時になってやっと謎が解けました。
食前酒 梅酒
自家製梅酒となります。
先付 揚げ秋野菜餡かけ
まずは秋野菜を素揚げにして餡をかけて見ました。
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これはまあまあでした。
僕は噛んでる時に喉が渇くから、カボチャとサツマイモはあまり好きではないので、好きな人ならおいしいと思います。
前菜 鮎の素揚げふき味噌のせ
柿と銀杏の白和え
しめじと水菜のおひたし
鮎の稚魚を素揚げにしてあります。ふき味噌と絡めてどうぞ。
柿と銀杏の白和えです。
しめじと水菜のおひたしです。
さっぱりとした味になっています。
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鮎の稚魚は伝七でも似たような料理を食べたけど、こちらの方がはるかにおいしいです。上に乗っていた味噌も良く合っていました。柿やおひたしもまあまあで、ここは料理も結構いいじゃんってこの時点では思いました。
お造里 岩魚の薄造り
忍野八海の湧き水で育った岩魚です。先ほどまで当館の池で生きていました。骨は骨汁に使います。
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醤油と天然塩が近くに置いてあります。ここの醤油もなごみ野の醤油のようにおいしく感じました。刺身に良く合いそうな醤油です。
ただ個人的には、刺身に塩は合わないような気がします。塩につけて食べるときって、味をはっきりさせるとか、スイカのように甘みを強調させる時などだと思うんです。
だから天麩羅のように衣の味を引き立てるような食べ方なら合うと思いますが、刺身のように生ものでは味ははっきりしてるし、甘みを強調する必要のない物にはいらないのでは?と思います。
地水庵のそばで塩が出て、僕はやっぱり合わずに1回使ってやめました。
だけど、一般的には塩が好きな方が多いのかもしれないので、あくまで好みの問題だと思います。
例えばお寿司に岩塩を使ったりしてる所もありますから。
これにしたって、粗い塩で溶けにくく食感が悪くなるので、合うとは思えないのですが・・
岩魚の方は、ショウガがありますが、臭みはほとんどありません。味も悪くないと思います。
でも、一枚一枚が小さく薄いので、もう少し大きく厚く切った方が旨いんじゃないかなぁと思いました。
もしかしたら女性が食べやすいように小さくしているのかもしれません。
強肴 天然の猪を使った猪鍋
野生の猪達は栗、椎、樽等の実を食べ、厚い皮下脂肪を付けます。その脂肪は煮ても溶けず、それを口に入れても火傷せず、
歯応えが良く大変美味です。その成分は血液中のコレストロールを溶かし長寿の秘訣といわれております。
猪肉の美味しさは脂肪の質で決まります。
※メニュー表にコレストロールって書いてあったから書いたけど、たぶんコレステロールの間違い。
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猪肉ってほとんど食べないからよく分からないけど、臭みはなくまあまあおいしかったです。
試しに脂肉のところだけ食べてみましたが、やっぱり脂の質では牛肉には敵わないと思います。
味噌風味かキムチ風味かわかりませんが、スープは普通でした。でも、この料理方法にする事で猪肉の臭みが取れるのかもしれないので、何とも言えません。
焼き物 岩魚の塩焼き 旬菜添え物 ライム
忍野八海の湧き水で育った岩魚です。やはり塩焼きにするのが一番おいしいです。
頭から尾まで全部召し上がれます。
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う〜ん、これは・・おそらく焼く時の火力が弱いんじゃないでしょうか。写真を見ても分かるとおり、焦げ目が全然ありません。川魚の塩焼きは少し焦げ目が付くくらいの方がおいしいはずなんですが。。。
頭付近の一番身が多い所から僕は食べますが、食べた時に水分か脂かがあって、半生?って思ってしまいました。ちょうど秋刀魚を焼いた時の身の状態だったんです。僕は水分が飛び始めたくらいの川魚の塩焼きがおいしいと思うので、ちょっと不満でした。
でもこの川魚の塩焼きにも当たりはずれはあるんですよね。嵐渓荘は最初もの凄く良かったけど、再訪の時は普通でしたし・・
あと酢味噌は邪道じゃないでしょうか。
蓼酢だったら岩魚の良さを残したままおいしくなりますが、酢味噌だと味が全然変わってしまうので。
台の物 甲州ワインビーフ
にんにくスライス
甲州ワインビーフは、果樹王国山梨、ワイン王国山梨が生み出した牛肉です。ワインを搾って残ったブドウ粕を飼料として、小林牧場が山梨の満ちあふれる自然の中で丹念に育て上げた牛です。レアもしくはミディアムレアで・・・
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この肉は脂質が少なく、嵐渓荘で出た肉に結構似ていますが、肉質は嵐渓荘の物より劣ります。(嵐渓荘の肉は、新潟産ではなくて栃木産の肉だったみたいです)
とりあえず2つ、焼き5:生5で塩とわさび醤油で食べました。
で、僕はひねくれてるので、わざと赤身をほとんど残さずに焼いて、ポン酢で食べてみました。
すると5:5の時よりもおいしくなくなったので、生で食った方がうまい肉だと発見。残り2つは表面だけ、焼き2:生8くらいのわさび醤油で頂きました。このくらいが一番うまいと思います。
肉汁がほとんど無い肉なので、一番合うのはわさび醤油っぽいです。
だからポン酢じゃなくて、僕には岩魚に使った醤油とは別の新しい醤油が欲しかった。。
それに焼いた肉にポン酢を出すと、たいした肉じゃないって自分で言ってるようなもんのような気がします。
僕はポン酢があまり好きじゃないからそう感じるのかもしれませんが、ブランド牛などの店でもポン酢を出す所は今までにありません。客に選ばせてくれるのは良いシステムだとは思うんですけどね。
あと、この肉も1つ1つが小さくてやっぱり女性用に小さく切ってるのかなぁ?でもこれももう少し大きい方がおいしいと思う。
変り物 湯葉寄せセロリ豆腐 うま出汁
湯葉寄せ豆腐の中にペーストにしたセロリを入れました。さっぱりとどうぞ・・・
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これは普通かな。
うま出汁っていう汁はおいしかったですが、ちょびちょび食べていたら、豆腐のエキス?が出てうま出汁の味がしなくなっちゃったんです。
この料理が出たら、2,3回くらいに分けて食うくらいがちょうど良さそうです。
上に乗ってる赤いの名前なんていったかな。
普通は少し辛いのですが、これは辛くなかったです。
御飯 地鶏ときのこの釜飯 岩魚の骨汁 漬物
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炊き込み御飯はやっぱりどこで食べてもそれほど変わりません。
御飯の量は大きめの茶碗に1.5杯。
岩魚の骨汁は、もうちょっと岩魚のエキス?を薄くすればもっとおいしいような気がする。その味が少し強くてくどかったので。
漬物はセロリ、きゅうり、なす。
デザート 杏仁豆腐洋ナシピューレ 果物
量的には普通でした。
最初の料理の印象のまま最後まで行けば100点だったのですが。。
途中からだんだん変えた方がいいのでは?っていう内容になっていってしまいました。
と言うわけで、満足はしましたが大満足とはなりませんでした。
小さい旅館でコスパのいい宿だけに、岩魚や鮎などの似た食材、南瓜など同じ食材、翌朝にも似たような食材がありますが、料金と内容を考えれば我慢出来る範囲です。
でもそれだけに料理の完成度をもっと高めて欲しいなと思いました。
あと気になったのが、岩魚のお造りなどに氷を使ってるからテーブルに必ず水滴が付くのですが、
テーブルが汚れていても片付けたりする時にテーブルを拭いてはくれないんですよね。
そういうこともやってくれればもっと良かったかな。
夕食後、部屋に戻るとおにぎりが1人1個サービスで、冷水と一緒に置いてあります。
◆朝食 100点
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朝8時で決まっています。
やっぱり朝食も電話で一斉に呼び出しがあります。
席に着くとちょっとした料理の説明があります。(足下にあった温風器が点いていました)
説明してくれたのは40代くらいの女性でした。夕食の時とは逆に少し説明が早めで、あまり丁寧さは感じませんでした。夕食と朝食の説明を足して2で割るとちょうどいいんですけどねぇ・・
ここの朝食は量がとにかく多かったです。
味噌汁は2杯分。抹茶粥は普通の茶碗よりも一回り大きい茶碗で3杯分、それと同じくらいの大きさの茶碗に白い飯が1杯ありました。おかずは全部食べて飯もほとんど食べたのですが、抹茶粥が1杯分だけ残ってしまいました。
かなり食べる人じゃないと完食は無理だと思います。
味の方は全体的にまあまあです。
煮ものはわずかにあったかいくらい。6つ並んでる物の右下はちょっと味が濃すぎるかな。好みの問題もあるから、1個くらいなら構いませんが。
ニジマスの塩焼きは、これも弱火でじっくり焼きましたみたいな感じでした。でもこれは朝なので、しつこくならないようにわざとこうやってあっさりめに焼いているのかもしれません。ただしサラダのドレッシングがサウザンなので、そこまで考えてるのかどうかは分かりませんが・・
抹茶粥は抹茶のお粥だなっていうくらいです。豆腐は放っておいたら凄いことになってましたorz味は保留って事で・・
宿HPを見ると、この朝食の料金は800円みたいです。安すぎ^^;
船山温泉【本編】
船山温泉【温泉編】
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